12月14日に久しぶりの月一の舞が行われました。今回の師走の舞いは「神楽未来へ若き三人の挑戦者たち」。 最良の友であり、最強のライバルでもある中川戸神楽団の松田さん、筏津神楽団の前河さん、大塚神楽団の竹田さん、この三人の方々にスポットをあて熱い神楽が上演されました。それでは報告です。
中川戸神楽団「大江山」
こちらの大江山では、まず初めに登場人物の姿、様子に目がいってしまいます。まず、頼光・四天王等の立ち振る舞い、揚々たる様。また、敵にも注目!なんと茨木童子の額には第三の目がギョロリ。そして、酒呑童子でも初めは人間のような姿をしており、酒を飲めば鬼へと変身。たくさんの工夫が凝らしてあります。しかしそれだけでは終わらず、クライマックスでは、酒呑童子の首がバサリッと切り落とされるところ。大体がそこでめでたしで終わりますが、なんと頭をなくしてでも頼光に襲い掛かってくるではありませんか!?最後の最後まで驚きの連続でした。
大塚神楽団「道成寺」
こちらは、清姫の安珍への思いがたっぷりと伝わってくる演目。愛しの安珍様に恋焦がれ、焼き尽くしてしまうほどの燃えたぎる愛。舞いからも口上からも清姫の気持ちが見て取れるようでした。しかし、そんな真剣な場面とは反対におちゃらけた場面も!船頭さんが今回のタイトルに引っ掛けて「古き挑戦者!」などおっしゃったりと会場を湧かせます。また、船の紐に絡まった船頭さんが清姫さんに「助けてくれぇ」と頼む場面もあり、あの清姫さんもたじたじでした(笑)。客席からはたくさんの笑顔がこぼれていました。
筏津神楽団「神武」
こちらの神武はいつも見ている神武とは少し違い、八咫烏(やたがらす)という大鳥が登場します。この八咫烏、神武天皇の東征のとき熊野から大和へ入る山中を導くため天照大神から遣わされた烏だそうです。大きな羽のうちわを持ち、鋭い顔つきに異様な圧迫感を感じてしまいますね。そしてこの一番の見せ場の長髄彦と神武天皇との戦い。こちらは熱い熱~い熱戦!!高く跳び襲い掛かったり、力と力がぶつかり合うダイナミックな舞いですさまじいバトル!会場全体熱気に包まれました。
大塚神楽団「橋弁慶」
こちらの演目は、まだ披露するのは2回目ということで、まだできたてホヤホヤの演目でした。こちらの物語は有名でもあり、大河ドラマでも放映されていたのですんなりと物語へと入っていけたのではないでしょうか♪母と子の別れ・天狗との修行・そして弁慶との一騎打ち!!どの見せ場も熱くなる舞いでしたね。また、雪や桜もハラリ、ハラリと舞い散り、ムード満点でもありました。
そして、追記としてですが、幼き頃の牛若丸をされていた子どもさんはなんと牛若丸の母を演じられた方の本当の愛娘さんでした。親子共演もすばらしかったですね。
さて、約3ヶ月ぶりの月一でしたがいかがだったでしょうか?今回、主役三人の方の挨拶もあり普段あまり見ることのできない素顔も見ることができましたね。そして、それぞれの持ち味に注目して舞う姿もじっくりと堪能できたでしょうか!?今後も、さらなるご活躍を期待したいですね☆また、今年の神楽も残りわずかとなりました。寒さもますます厳しくなってきているので、体調管理に気をつけて残りの神楽も楽しみましょう♪♪
この記事が面白い・勉強になったと思われたら迷わずクリック
中川戸神楽団「大江山」
こちらの大江山では、まず初めに登場人物の姿、様子に目がいってしまいます。まず、頼光・四天王等の立ち振る舞い、揚々たる様。また、敵にも注目!なんと茨木童子の額には第三の目がギョロリ。そして、酒呑童子でも初めは人間のような姿をしており、酒を飲めば鬼へと変身。たくさんの工夫が凝らしてあります。しかしそれだけでは終わらず、クライマックスでは、酒呑童子の首がバサリッと切り落とされるところ。大体がそこでめでたしで終わりますが、なんと頭をなくしてでも頼光に襲い掛かってくるではありませんか!?最後の最後まで驚きの連続でした。
大塚神楽団「道成寺」
こちらは、清姫の安珍への思いがたっぷりと伝わってくる演目。愛しの安珍様に恋焦がれ、焼き尽くしてしまうほどの燃えたぎる愛。舞いからも口上からも清姫の気持ちが見て取れるようでした。しかし、そんな真剣な場面とは反対におちゃらけた場面も!船頭さんが今回のタイトルに引っ掛けて「古き挑戦者!」などおっしゃったりと会場を湧かせます。また、船の紐に絡まった船頭さんが清姫さんに「助けてくれぇ」と頼む場面もあり、あの清姫さんもたじたじでした(笑)。客席からはたくさんの笑顔がこぼれていました。
筏津神楽団「神武」
こちらの神武はいつも見ている神武とは少し違い、八咫烏(やたがらす)という大鳥が登場します。この八咫烏、神武天皇の東征のとき熊野から大和へ入る山中を導くため天照大神から遣わされた烏だそうです。大きな羽のうちわを持ち、鋭い顔つきに異様な圧迫感を感じてしまいますね。そしてこの一番の見せ場の長髄彦と神武天皇との戦い。こちらは熱い熱~い熱戦!!高く跳び襲い掛かったり、力と力がぶつかり合うダイナミックな舞いですさまじいバトル!会場全体熱気に包まれました。
大塚神楽団「橋弁慶」
こちらの演目は、まだ披露するのは2回目ということで、まだできたてホヤホヤの演目でした。こちらの物語は有名でもあり、大河ドラマでも放映されていたのですんなりと物語へと入っていけたのではないでしょうか♪母と子の別れ・天狗との修行・そして弁慶との一騎打ち!!どの見せ場も熱くなる舞いでしたね。また、雪や桜もハラリ、ハラリと舞い散り、ムード満点でもありました。
そして、追記としてですが、幼き頃の牛若丸をされていた子どもさんはなんと牛若丸の母を演じられた方の本当の愛娘さんでした。親子共演もすばらしかったですね。
さて、約3ヶ月ぶりの月一でしたがいかがだったでしょうか?今回、主役三人の方の挨拶もあり普段あまり見ることのできない素顔も見ることができましたね。そして、それぞれの持ち味に注目して舞う姿もじっくりと堪能できたでしょうか!?今後も、さらなるご活躍を期待したいですね☆また、今年の神楽も残りわずかとなりました。寒さもますます厳しくなってきているので、体調管理に気をつけて残りの神楽も楽しみましょう♪♪
この記事が面白い・勉強になったと思われたら迷わずクリック
2008,12,16 Tue 00:31
新着コメント
ジェラードさんコメントありがとうございます。
月一にお越しいただきありがとうございました(^ ^)
鞍馬天狗と牛若の立ち合いも、とてもよかったですね☆
リアルな演出に、本当にその時代にいるようでした。
月一にお越しいただきありがとうございました(^ ^)
鞍馬天狗と牛若の立ち合いも、とてもよかったですね☆
リアルな演出に、本当にその時代にいるようでした。
| (新人)特派員 | EMAIL | URL | 08/12/20 21:55 | LUTFvPrs |
大塚さんの「橋弁慶」で鞍馬天狗と牛若の立ち合いがなんとも言えませんでした。
平安時代にいる気がしました。
素晴らしかったです。
平安時代にいる気がしました。
素晴らしかったです。
| ジェラード | EMAIL | URL | 08/12/20 11:31 | cutPHNpc |