4月12日日曜日、千代田開発センターで月一の舞いが開催されました。今回の月一のテーマは「神楽の未来を求めて 伝統と創作」です。それでは報告です。
最初は松原神楽社中「石神」
この演目の物語は石見の地で災いが続き、それに困り果てていた天豊足柄姫命(あめのとよたらしからひめのみこと)が、島根半島を造り上げた国引き神話で知られる八束水臣津命(やつかみずおみづのみこと)の力を借りて、荒ぶる土着の悪鬼兄弟・八色石(やいろし)を退治する物語です。始め、八色石は渦が特徴的な大きな面で登場してくるのですが、終盤に差し掛かると一瞬にして荒々しい鬼に変化します。また、上演中、火薬、蜘蛛を使った演出や会場を暗くするなどの工夫もされており、会場を大いに盛り上げていらっしゃいました。
次に宮乃木神楽団「新羅三郎」
こちらの演目は、披露されてまだ日が経っていないので気になっている方もたくさんいらっしゃるのではないでしょうか?前半は口上が重視される内容となっており、最初は主役の新羅三郎義光と弟弟子にあたる豊原時秋との涙の別れから始まります。そして、兄、八幡太郎義家の戦場へ加勢しに向かい、後半は兄と力を合わせ敵となる清原一族との争いとなります。また、真剣な場面もありながらも笑いを誘う門番さんのコミカルな演出もあり、いろいろと楽しむことができました。
そして次に筏津神楽団「鈴鹿山」
この演目は次から次へと武器を奪っていく所が見どころですね。鬼棒から弓矢、弓矢から長刀へと、どんどん武器を変えていきます。また、変えていくうちに持っていた武器はといいますと、会場に来られていたお客さまにプレゼントしていらっしゃいました。そして、この鬼神、最終的には宝剣まで奪ってしまおうとするのですが、坂上田村麻呂がそれを阻止し剣を振りかざします。すると、なんと鬼神は手を前にかざし、怖がるではありませんか。鬼といえば恐ろしいイメージが強いですが、この鬼神はどこかお茶目で可愛らしさを感じさせてくれる鬼でした。
そして最後を飾るのは大塚神楽団「橋弁慶」
前半は貴船明神で烏天狗との修行、後半は五条橋で武蔵棒弁慶との一騎打ち。どちらも力強く、激しい立ち合いとなっています。烏天狗との修行の場面は、大きく跳び上がったり、木刀でやり合う様子に目が釘付けです。また、遮那王がどんどん成長していく様もうかがうことができます。そして、弁慶との立ち合いは、大きな薙刀をものともしない俊敏な動きと修行で培った力で弁慶に勝利。また、最後の一撃となる弁慶の泣き所を打たれる場面は、この演目ならではですよね。
さぁ、そして月一といえば上演終了後の神楽団さんとの記念撮影。今回は最後に舞われました大塚神楽団さんで、遮那王さんと弁慶さんでした。小さい子どもさんたちに大人気で握手も求められていましたよ☆
最初は松原神楽社中「石神」
この演目の物語は石見の地で災いが続き、それに困り果てていた天豊足柄姫命(あめのとよたらしからひめのみこと)が、島根半島を造り上げた国引き神話で知られる八束水臣津命(やつかみずおみづのみこと)の力を借りて、荒ぶる土着の悪鬼兄弟・八色石(やいろし)を退治する物語です。始め、八色石は渦が特徴的な大きな面で登場してくるのですが、終盤に差し掛かると一瞬にして荒々しい鬼に変化します。また、上演中、火薬、蜘蛛を使った演出や会場を暗くするなどの工夫もされており、会場を大いに盛り上げていらっしゃいました。
次に宮乃木神楽団「新羅三郎」
こちらの演目は、披露されてまだ日が経っていないので気になっている方もたくさんいらっしゃるのではないでしょうか?前半は口上が重視される内容となっており、最初は主役の新羅三郎義光と弟弟子にあたる豊原時秋との涙の別れから始まります。そして、兄、八幡太郎義家の戦場へ加勢しに向かい、後半は兄と力を合わせ敵となる清原一族との争いとなります。また、真剣な場面もありながらも笑いを誘う門番さんのコミカルな演出もあり、いろいろと楽しむことができました。
そして次に筏津神楽団「鈴鹿山」
この演目は次から次へと武器を奪っていく所が見どころですね。鬼棒から弓矢、弓矢から長刀へと、どんどん武器を変えていきます。また、変えていくうちに持っていた武器はといいますと、会場に来られていたお客さまにプレゼントしていらっしゃいました。そして、この鬼神、最終的には宝剣まで奪ってしまおうとするのですが、坂上田村麻呂がそれを阻止し剣を振りかざします。すると、なんと鬼神は手を前にかざし、怖がるではありませんか。鬼といえば恐ろしいイメージが強いですが、この鬼神はどこかお茶目で可愛らしさを感じさせてくれる鬼でした。
そして最後を飾るのは大塚神楽団「橋弁慶」
前半は貴船明神で烏天狗との修行、後半は五条橋で武蔵棒弁慶との一騎打ち。どちらも力強く、激しい立ち合いとなっています。烏天狗との修行の場面は、大きく跳び上がったり、木刀でやり合う様子に目が釘付けです。また、遮那王がどんどん成長していく様もうかがうことができます。そして、弁慶との立ち合いは、大きな薙刀をものともしない俊敏な動きと修行で培った力で弁慶に勝利。また、最後の一撃となる弁慶の泣き所を打たれる場面は、この演目ならではですよね。
さぁ、そして月一といえば上演終了後の神楽団さんとの記念撮影。今回は最後に舞われました大塚神楽団さんで、遮那王さんと弁慶さんでした。小さい子どもさんたちに大人気で握手も求められていましたよ☆
2009,04,14 Tue 21:12
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