6月2日(日)に千代田開発センターで、『壬生の花田植協賛神楽公演―ふるさとの神楽―』がありました。
大勢の皆さんが雨の中、遠いところではなんと滋賀県からはるばるとお越しくださいました!
壬生の花田植といえば平成23年にユネスコの世界無形文化遺産として登録されたことで有名です。今回の月一は世界に誇る貴重な文化資源の一つである壬生の花田植と協賛ということで、千代田開発センターから、花田植の会場付近である、壬生商店街入り口まで無料シャトルバスも用意されました。
それにしても壬生地区というのは1年を通して神々とともに生きる文化が沢山残っているとても素敵な地域だなあって改めて思いますね。
では、報告に入ります!
八岐大蛇は中国山地の山々から流れ出した川のことである、とよく言われます。
いつの時代も人間にとって水は無くてはならない存在であると同時に時に牙をむく恐ろしい存在でもあります。
ということでまずは、山王神楽団「八岐大蛇」。
今回、「あ!いいな」と思ったのは、お馴染みの「実はアクロバティックおばあちゃん(勝手に付けました)」の登場の時です。一生懸命翁のあとをついて歩いている(省略)おばあちゃんに会場から「がんばれよ!」の声が。やっぱりいいですね。観客と舞台の一体感、ふるさとの温かさですよ。
それにしても個人的に、山王神楽団さんの白い大蛇さんが可愛く思えて仕方がありませんでした。たぶんこれほど愛着湧くのもそれだけ面に表情があるっていうことなのでしょうか。
続いて中川戸神楽団「土蜘蛛」。中川戸神楽団さんの土蜘蛛では、「病に苦しむ頼光のために侍女胡蝶が典薬頭(てんやくのかみ)に身薬をもらいに行くが、実は典薬頭(てんやくのかみ)は土蜘蛛が化けていたものでしめしめと土蜘蛛は胡蝶になりかわる」、という場面が詳細に描かれています。中川戸神楽団さんの神楽はなるほどこういう解釈もあるのか!といつも驚かされることが多いです!
激しい野望がうかがえる変化には会場の気分も盛り上がりました!
ところで、この土蜘蛛の伝説のふるさと葛城山のふもとに建てられた神社の境内には、「蜘蛛塚」というのがあるそうですよ。
お次は大塚神楽団「道成寺(どうじょうじ)」。
この物語は、安珍という修行僧が熊野権現へお参りの途中に立ち寄った紀伊の国の宿で、宿の娘清姫に恋心をいだかれ、「参拝のあとにもう一度戻ってくるから」と言っておきながらそのまま奥州に逃げようとする・・が・・・というものです。
激しい恋心がときに女を蛇に変える!!!人生経験の豊かな観客の皆さんはもしかしたら思うところもあったかもしれません。彼女が火をはく姿は夢にも出そうな迫力でした。
だけどこの物語、怖いだけでは終わらないんです。ぜひ最後までご覧あれ!
最後は琴庄神楽団「羅生門」。(やむを得ない事情のため予定していた「滝夜叉姫」から演目の変更がありました。)
琴庄神楽団さんの羅生門は前日の中国地方選抜神楽競演大会におきまして見事準優勝に輝きました。ほやほやの羅生門ごちになりました!
ということで「さすが!」と、叫ばずにはいられなかったのは、酒呑童子が白妙に乗り移る瞬間、離れる瞬間!
白妙に乗り移った酒呑童子じゃありませんが「冥土の土産にお見せくださいやの」なすごい早変わりでした。
大勢の皆さんが雨の中、遠いところではなんと滋賀県からはるばるとお越しくださいました!
壬生の花田植といえば平成23年にユネスコの世界無形文化遺産として登録されたことで有名です。今回の月一は世界に誇る貴重な文化資源の一つである壬生の花田植と協賛ということで、千代田開発センターから、花田植の会場付近である、壬生商店街入り口まで無料シャトルバスも用意されました。
それにしても壬生地区というのは1年を通して神々とともに生きる文化が沢山残っているとても素敵な地域だなあって改めて思いますね。
では、報告に入ります!
八岐大蛇は中国山地の山々から流れ出した川のことである、とよく言われます。
いつの時代も人間にとって水は無くてはならない存在であると同時に時に牙をむく恐ろしい存在でもあります。
ということでまずは、山王神楽団「八岐大蛇」。
今回、「あ!いいな」と思ったのは、お馴染みの「実はアクロバティックおばあちゃん(勝手に付けました)」の登場の時です。一生懸命翁のあとをついて歩いている(省略)おばあちゃんに会場から「がんばれよ!」の声が。やっぱりいいですね。観客と舞台の一体感、ふるさとの温かさですよ。
それにしても個人的に、山王神楽団さんの白い大蛇さんが可愛く思えて仕方がありませんでした。たぶんこれほど愛着湧くのもそれだけ面に表情があるっていうことなのでしょうか。
続いて中川戸神楽団「土蜘蛛」。中川戸神楽団さんの土蜘蛛では、「病に苦しむ頼光のために侍女胡蝶が典薬頭(てんやくのかみ)に身薬をもらいに行くが、実は典薬頭(てんやくのかみ)は土蜘蛛が化けていたものでしめしめと土蜘蛛は胡蝶になりかわる」、という場面が詳細に描かれています。中川戸神楽団さんの神楽はなるほどこういう解釈もあるのか!といつも驚かされることが多いです!
激しい野望がうかがえる変化には会場の気分も盛り上がりました!
ところで、この土蜘蛛の伝説のふるさと葛城山のふもとに建てられた神社の境内には、「蜘蛛塚」というのがあるそうですよ。
お次は大塚神楽団「道成寺(どうじょうじ)」。
この物語は、安珍という修行僧が熊野権現へお参りの途中に立ち寄った紀伊の国の宿で、宿の娘清姫に恋心をいだかれ、「参拝のあとにもう一度戻ってくるから」と言っておきながらそのまま奥州に逃げようとする・・が・・・というものです。
激しい恋心がときに女を蛇に変える!!!人生経験の豊かな観客の皆さんはもしかしたら思うところもあったかもしれません。彼女が火をはく姿は夢にも出そうな迫力でした。
だけどこの物語、怖いだけでは終わらないんです。ぜひ最後までご覧あれ!
最後は琴庄神楽団「羅生門」。(やむを得ない事情のため予定していた「滝夜叉姫」から演目の変更がありました。)
琴庄神楽団さんの羅生門は前日の中国地方選抜神楽競演大会におきまして見事準優勝に輝きました。ほやほやの羅生門ごちになりました!
ということで「さすが!」と、叫ばずにはいられなかったのは、酒呑童子が白妙に乗り移る瞬間、離れる瞬間!
白妙に乗り移った酒呑童子じゃありませんが「冥土の土産にお見せくださいやの」なすごい早変わりでした。
2013,06,19 Wed 22:19
コメント
コメントする
この記事のトラックバックURL
http://www.npo-hiroshima.jp/blogn/tb.php/345
トラックバック