「安佐北区の魅力づくり」ということで、今年から新たに始まったイベント「あさきた神楽発表会」が、安佐北区民文化センターで行われました。こういった地域の魅力づくりに、神楽が選ばれるのは嬉しいことですね!また、こちらの会場は、少し前まで毎年「チャリティー神楽大会」が行われていたところでもあります。そのため、久しぶりに訪れて懐かしさを感じましたね。
最初は綾西神楽団による「四方祓」。舞人が二人出るのは、ファンのみなさんには少し珍しかったと思います。まず四方を拝み、そして四方を祓い清める舞で地味な感じはしますが、とても面白い神楽の一つです。ただ舞だけを見ていても良いのですが、どこから舞い始めて、どこまでが一方、ということがわかるようになると、より深く神楽が面白くなると思います。そのポイントとしては、神楽歌に注目してみてください!
次は飯室神楽団「塵倫」。この写真だけを見たら、「これって本当に塵倫?」と思われる方もいらっしゃるかもしれませんね。この衣装、それから手物に注目。一般的には、帯仲津彦命が御幣と扇子で、竹磨呂は弓矢を持っていますが、こちらは二人とも御幣と扇子。自分も初めて見たので、少し驚きました。先ほどの「四方祓」と同じように、ぼ~っと舞を見るだけでなく、ちょっとだけ注目するだけで、いつもより神楽が違って見えたりします。
次は亀山神楽団「山姥」。まず奏楽の方がみなさんとてもお若い方でしたね!そして山姥と怪童丸のお二方の演技がよかったです。怪童丸の方は元気よく、ヤンチャな感じがよく出ていたと思います。そして山姥の方がさらによかったと思ったんですが、みなさんはいかがでしたか?写真にもあるように、親子別れの場面では、胸にグッと来た方も多いと思います。
そして今回、個人的に一番楽しみにしていたのが上矢口郷土芸能保存会の「大鬼子鬼」。ファンのみなさんにお馴染みの芸北神楽ではなく、この地域に昔から伝わる「十二神祇系」の神楽なんですね。自分も今回初めて見たので、とても興味深かったです。まず奏楽が、大太鼓、そして手打ちではなくバチで叩く鉦、そして笛が3人と、芸北のものとは大きく違います。メロディも変化に富んだというよりは、同じリズムを繰り返す感じでした。そして何と言っても、子供さんたちによる子鬼さんの可愛らしいこと!鬼は退治されるので悪役なんですが、思わず応援したくなってしまいますね。全体的に神楽というものの本質を強く感じ、神社の境内で舞われているのが目に浮かんでくるようでした。面白かったです!
残りは例によって「その2」でお届けします。お楽しみに!
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最初は綾西神楽団による「四方祓」。舞人が二人出るのは、ファンのみなさんには少し珍しかったと思います。まず四方を拝み、そして四方を祓い清める舞で地味な感じはしますが、とても面白い神楽の一つです。ただ舞だけを見ていても良いのですが、どこから舞い始めて、どこまでが一方、ということがわかるようになると、より深く神楽が面白くなると思います。そのポイントとしては、神楽歌に注目してみてください!
次は飯室神楽団「塵倫」。この写真だけを見たら、「これって本当に塵倫?」と思われる方もいらっしゃるかもしれませんね。この衣装、それから手物に注目。一般的には、帯仲津彦命が御幣と扇子で、竹磨呂は弓矢を持っていますが、こちらは二人とも御幣と扇子。自分も初めて見たので、少し驚きました。先ほどの「四方祓」と同じように、ぼ~っと舞を見るだけでなく、ちょっとだけ注目するだけで、いつもより神楽が違って見えたりします。
次は亀山神楽団「山姥」。まず奏楽の方がみなさんとてもお若い方でしたね!そして山姥と怪童丸のお二方の演技がよかったです。怪童丸の方は元気よく、ヤンチャな感じがよく出ていたと思います。そして山姥の方がさらによかったと思ったんですが、みなさんはいかがでしたか?写真にもあるように、親子別れの場面では、胸にグッと来た方も多いと思います。
そして今回、個人的に一番楽しみにしていたのが上矢口郷土芸能保存会の「大鬼子鬼」。ファンのみなさんにお馴染みの芸北神楽ではなく、この地域に昔から伝わる「十二神祇系」の神楽なんですね。自分も今回初めて見たので、とても興味深かったです。まず奏楽が、大太鼓、そして手打ちではなくバチで叩く鉦、そして笛が3人と、芸北のものとは大きく違います。メロディも変化に富んだというよりは、同じリズムを繰り返す感じでした。そして何と言っても、子供さんたちによる子鬼さんの可愛らしいこと!鬼は退治されるので悪役なんですが、思わず応援したくなってしまいますね。全体的に神楽というものの本質を強く感じ、神社の境内で舞われているのが目に浮かんでくるようでした。面白かったです!
残りは例によって「その2」でお届けします。お楽しみに!
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2007,03,11 Sun 22:24
コメント
A・I さん、コメントありがとうございます。
工夫を凝らした創作神楽に積極的に取り組まれている神楽団も増えてきましたね。
こちらとしても、いろいろ研究しがいがあって面白いです☆
いつもコメントありがとうございます!
なるべく無理をしないようにします…^^;
工夫を凝らした創作神楽に積極的に取り組まれている神楽団も増えてきましたね。
こちらとしても、いろいろ研究しがいがあって面白いです☆
いつもコメントありがとうございます!
なるべく無理をしないようにします…^^;
| 特派員 | EMAIL | URL | 07/03/13 18:26 | BFfnvy1Y |
最近はあまり目にしない演目もだいぶ増えましたね!
毎回、いろんなのがあるんだなぁと思うことが多くなりました。
いつもいろいろな楽しいブログありがとうございます♪
ですが!!
特派員も大事ですが・・・お身体はもっと大切です。
無理をしない程度にがんばってください。
毎回、いろんなのがあるんだなぁと思うことが多くなりました。
いつもいろいろな楽しいブログありがとうございます♪
ですが!!
特派員も大事ですが・・・お身体はもっと大切です。
無理をしない程度にがんばってください。
| A・I | EMAIL | URL | 07/03/13 14:15 | 0dchuV.g |
MOMOさん、コメントありがとうございます。
広島の場合、地域や神楽団によって、細かな違いがあるようです。
広島でも「塵輪」と書いたり、仲哀天皇や高麻呂という名前で舞われているところもあります。
今回の飯室神楽団さんのご紹介は、当日のパンフレットを参照して、漢字を使わせていただきました。
裾を縛ったものは、一般的には従者の方が使っているのではと思います。
ですから、自分もちょっと新鮮な感じで見させていただきました。
またコメントお願いします☆
広島の場合、地域や神楽団によって、細かな違いがあるようです。
広島でも「塵輪」と書いたり、仲哀天皇や高麻呂という名前で舞われているところもあります。
今回の飯室神楽団さんのご紹介は、当日のパンフレットを参照して、漢字を使わせていただきました。
裾を縛ったものは、一般的には従者の方が使っているのではと思います。
ですから、自分もちょっと新鮮な感じで見させていただきました。
またコメントお願いします☆
| 特派員 | EMAIL | URL | 07/03/12 19:13 | BFfnvy1Y |
初めまして。
石見神楽の「塵輪」は、仲哀天皇と高麻呂だと思うんですが、広島の「塵倫」は、帯仲津彦命と竹磨呂というんですか?
この衣装、石見神楽の衣装に近い大口袴ですね。新鮮♪
広島は、裾を縛った形が多いですよね。
石見神楽の「塵輪」は、仲哀天皇と高麻呂だと思うんですが、広島の「塵倫」は、帯仲津彦命と竹磨呂というんですか?
この衣装、石見神楽の衣装に近い大口袴ですね。新鮮♪
広島は、裾を縛った形が多いですよね。
| MOMO | EMAIL | URL | 07/03/12 17:27 | iUBEGRzE |
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