6月6日に千代田開発センターで月一の舞が行われました。今回は壬生の花田植と無形文化財合同まつりの協賛公演として開催され、県外のお客様もいつもより多くおられたようです。それでは上演された4演目のご紹介です。
まずは山王神楽団「紅葉狩」。正面の幕が開き、戸隠山の鬼女たちが登場…と、その中にもう一人の人物が。画像をご覧いただけるとおわかりのように、チャリのような姿で、手に杯を持っています。まるで戸隠山に迷い込んでしまった旅人のようですね。そして一瞬にして鬼に変わった鬼女たちの餌食となってしまいました。「山に入り来る者を酒肴と…」という言葉を再現したかのような場面で、とっても印象的でした。印象的と言えばもう一つ。最後に鬼の姿を現した鬼女大王、これが二枚目の画像ですが、ボリューム感のある白い髪に、三又の矛を持っての登場。その白くて長い髪を振り乱し、矛を振り回しながらの大暴れを見せてくださいました。「紅葉狩」というと広島で最もよく見かける人気演目の一つですが、いろいろと新鮮な魅力に溢れた上演だったと思います。
続いて琴庄神楽団「大江山」。こちらも人気演目の一つで、見所たっぷりの内容です。五匹の鬼が登場し、ステージを埋め尽くすところはきっとみなさん舞台に釘付けになられたことと思います。そしてその岩屋での場面、源頼光と酒呑童子が繰り広げる問答も見所の一つ。琴庄さんの場合は、酒呑童子の問いに間髪入れずに答える頼光、そしてすぐ次の問いが立て続けに…という具合に、流れるかのような掛け合いが特徴的。より一層の緊迫感を感じさせてくださいました。そしてもちろん、鬼五匹に神三人の大立ち回りも見所です。激しく速い合戦の中に、ピタっと一瞬止まるところが随所に見られました。止まることのない流れもよいですが、このように静と動を上手く使い分けた舞も、すごくメリハリが感じられて面白いと思います。
次に西宗神楽団「天の岩戸」。昨年、25年ぶりに復活させたという紹介がありましたが、やはり昔ながらの伝統を感じる上演だったと思います。それぞれの舞、その中の動作、あるいは全体の流れ。もちろん言葉や楽の中にも。新しく、洗練された神楽もよいですが、どこか古さや懐かしさを感じるのも、神楽の魅力の一つではないでしょうか。「25年ぶりの復活」という言葉の影には、団員のみなさんの相当なご苦労があったことと思います。そんな思いが見ているファンのみなさんにもきっと伝わったことでしょう。ずっと伝承されてきた地元の神楽。泥臭いというような表現もありますが、そんな神楽を伝承し、なおかつこういった場で多くの方に見てもらえるというのは、団員のみなさんはもちろん、ファンのみなさんにとっても素晴らしいことと思います。
最後は山王神楽団「八岐大蛇」。昨年6月の月一でもトリを飾られた演目です。県外あるいは海外から来られたお客様も楽しみにしておられた演目でしょう。そんなお客様にサービスということなのか、最初の姫取りの場面になんと二人の姫が登場。そして二人とも大蛇に呑み取られてしまいました。しかしまだ呑み足りないとでも言うように、舞台から身を乗り出して客席を伺う大蛇も。すぐ目の前で大きな大蛇が動いているとすごい迫力ですよね。そして中盤はその大蛇に負けじと、手名椎おばあさんも大活躍。神楽の中の「笑い」で楽しませてくださいました。そして後半は古代日本のヒーロー、須佐之男命が大活躍。剣を軽やかに操り、暴れる大蛇たちを次々と退治していきます。素早い太刀捌きとどっしり構える姿に、多くの方が拍手を送られたことと思います。
イベント終了後は恒例の写真撮影会。今回は山王神楽団のみなさんが協力してくださいました。たくさんの大蛇たちの登場で、舞台は最後まで大にぎわいでした。次回の月一の舞は7月25日でテーマは「大江山への道」です。どうぞみなさんご来場ください!
まずは山王神楽団「紅葉狩」。正面の幕が開き、戸隠山の鬼女たちが登場…と、その中にもう一人の人物が。画像をご覧いただけるとおわかりのように、チャリのような姿で、手に杯を持っています。まるで戸隠山に迷い込んでしまった旅人のようですね。そして一瞬にして鬼に変わった鬼女たちの餌食となってしまいました。「山に入り来る者を酒肴と…」という言葉を再現したかのような場面で、とっても印象的でした。印象的と言えばもう一つ。最後に鬼の姿を現した鬼女大王、これが二枚目の画像ですが、ボリューム感のある白い髪に、三又の矛を持っての登場。その白くて長い髪を振り乱し、矛を振り回しながらの大暴れを見せてくださいました。「紅葉狩」というと広島で最もよく見かける人気演目の一つですが、いろいろと新鮮な魅力に溢れた上演だったと思います。
続いて琴庄神楽団「大江山」。こちらも人気演目の一つで、見所たっぷりの内容です。五匹の鬼が登場し、ステージを埋め尽くすところはきっとみなさん舞台に釘付けになられたことと思います。そしてその岩屋での場面、源頼光と酒呑童子が繰り広げる問答も見所の一つ。琴庄さんの場合は、酒呑童子の問いに間髪入れずに答える頼光、そしてすぐ次の問いが立て続けに…という具合に、流れるかのような掛け合いが特徴的。より一層の緊迫感を感じさせてくださいました。そしてもちろん、鬼五匹に神三人の大立ち回りも見所です。激しく速い合戦の中に、ピタっと一瞬止まるところが随所に見られました。止まることのない流れもよいですが、このように静と動を上手く使い分けた舞も、すごくメリハリが感じられて面白いと思います。
次に西宗神楽団「天の岩戸」。昨年、25年ぶりに復活させたという紹介がありましたが、やはり昔ながらの伝統を感じる上演だったと思います。それぞれの舞、その中の動作、あるいは全体の流れ。もちろん言葉や楽の中にも。新しく、洗練された神楽もよいですが、どこか古さや懐かしさを感じるのも、神楽の魅力の一つではないでしょうか。「25年ぶりの復活」という言葉の影には、団員のみなさんの相当なご苦労があったことと思います。そんな思いが見ているファンのみなさんにもきっと伝わったことでしょう。ずっと伝承されてきた地元の神楽。泥臭いというような表現もありますが、そんな神楽を伝承し、なおかつこういった場で多くの方に見てもらえるというのは、団員のみなさんはもちろん、ファンのみなさんにとっても素晴らしいことと思います。
最後は山王神楽団「八岐大蛇」。昨年6月の月一でもトリを飾られた演目です。県外あるいは海外から来られたお客様も楽しみにしておられた演目でしょう。そんなお客様にサービスということなのか、最初の姫取りの場面になんと二人の姫が登場。そして二人とも大蛇に呑み取られてしまいました。しかしまだ呑み足りないとでも言うように、舞台から身を乗り出して客席を伺う大蛇も。すぐ目の前で大きな大蛇が動いているとすごい迫力ですよね。そして中盤はその大蛇に負けじと、手名椎おばあさんも大活躍。神楽の中の「笑い」で楽しませてくださいました。そして後半は古代日本のヒーロー、須佐之男命が大活躍。剣を軽やかに操り、暴れる大蛇たちを次々と退治していきます。素早い太刀捌きとどっしり構える姿に、多くの方が拍手を送られたことと思います。
イベント終了後は恒例の写真撮影会。今回は山王神楽団のみなさんが協力してくださいました。たくさんの大蛇たちの登場で、舞台は最後まで大にぎわいでした。次回の月一の舞は7月25日でテーマは「大江山への道」です。どうぞみなさんご来場ください!
2010,06,08 Tue 20:43
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| jfgjdklgkgk | EMAIL | URL | 10/12/16 17:01 | yQC7izBQ |