2月22日は広島市の厚生年金会館で「RCC早春神楽共演大会」が行われました。今年で11回目を迎え、「ホール神楽」の最先端のイベントとして定着してきたように思います。
第一部「原点を見つめる」
まずは谷住郷神楽社中「天の岩戸」。神楽の原点と一口に言っても、考え方次第で様々な演目が浮かんでくると思います。「天の岩戸」と言えばやはりその物語が、神楽の原点と言えるでしょう。天照大神を始めとした八百万の神々を魅了した宇津女命の舞は、まさに神楽という芸能の始まりに相応しかったように思います。もちろん、他の神様の舞も見どころたっぷり。岩戸の前へと向かう、児屋根命と太玉命は、大きく手を振り、鈴を鳴らしながらの舞。国の隅々まで鈴を響かせ、神々の集合をうながすかのようでした。手はもちろん、足腰やその視線までも力強かった、手力男命の舞。そして最後は面を取り、歌を歌いながら喜ぶ神々の舞。神様が楽しむから「神楽」なんだなぁと改めて感じたりもしました。
第二部「伝統を受け継ぐ」
津浪神楽団「鍾馗」。強さの中に上品さを感じさせる鍾馗大神の舞。先ほどの「天の岩戸」の物語では、どちらかと言うと悪役で語られる須佐之男命ですが、この演目では疫神を退治する神として登場します。茅の輪をかざし、隙のない構えで宝剣を突き出す姿。対する疫神は、床をなめるかのように低い姿勢での舞。他の鬼にはない恐ろしさを見てとることができます。立ち合いでは、それぞれの舞が激しくぶつかり、見応え十分。重たい衣装を着たままですが、最後まで息の乱れを感じさせない鍾馗の舞には、「よぅ舞った!」と拍手を送られた方も多くおられたことでしょう。
後野神楽社中「八岐大蛇」。最初は七人目の姫が大蛇に呑み取られる場面から始まります。姫が一人舞う中、真っ暗なステージに、いつの間にか赤い点が。何が光っているのかと見ていると、みるみるうちに赤い点が増え、合計16の点に。そしてそれが姫に近づいていくのです。そう、赤い点は大蛇の目だったんですね!実に効果的な演出で、多くの方に強い印象を与えたように思います。後半でも印象的な場面が。火を吹いて須佐之男命に襲い掛かる八岐大蛇。そこではステージ全体が赤い照明で照らされました。客席に座っていても、その大蛇の吐く炎の熱が伝わるかのようでしたね。大きなステージ、プロのスタッフによる演出。まさに「ホール神楽」の醍醐味を味わうことができました。
筏津神楽団「黒塚」。阿闍梨祐慶(あじゃりゆうけい)という山伏と剛力が那須野ヶ原を訪れ、不思議な女に出会います。その女こそ、金毛白面九尾狐だった…という、これもみなさんお馴染みの演目ですね。「山伏の腰に下げたる法螺(ほら)の貝 一口吹けば悪魔退く」という歌もありますが、今回の山伏さん、本当に法螺貝をぶら下げ、途中実際にそれを吹く場面もありました!初めて見たので、とても印象深かったですね。ユーモラスな剛力さんに笑わせてもらった後は、恐ろしい鬼の登場。太鼓の上から現れ、獲物に迫ります。じぃっと動かず相手を凝視する姿、こちらもなんだか動けなくなってしまいそうです。後半は狐の姿になって登場し、獣らしく低く這い回りながらの立ち合い。三浦介らとの息もバッチリで、約50分の上演があっという間に感じました。
そして!今年も抽選にチャレンジしてきました。ブログを読んだ方から「今年は何が当たった?」と声をかけていただきましたが、(残念ながら…)またまた醤油でした(笑) みなさんは何が当たりましたか!? 後半の報告もお楽しみに!
第一部「原点を見つめる」
まずは谷住郷神楽社中「天の岩戸」。神楽の原点と一口に言っても、考え方次第で様々な演目が浮かんでくると思います。「天の岩戸」と言えばやはりその物語が、神楽の原点と言えるでしょう。天照大神を始めとした八百万の神々を魅了した宇津女命の舞は、まさに神楽という芸能の始まりに相応しかったように思います。もちろん、他の神様の舞も見どころたっぷり。岩戸の前へと向かう、児屋根命と太玉命は、大きく手を振り、鈴を鳴らしながらの舞。国の隅々まで鈴を響かせ、神々の集合をうながすかのようでした。手はもちろん、足腰やその視線までも力強かった、手力男命の舞。そして最後は面を取り、歌を歌いながら喜ぶ神々の舞。神様が楽しむから「神楽」なんだなぁと改めて感じたりもしました。
第二部「伝統を受け継ぐ」
津浪神楽団「鍾馗」。強さの中に上品さを感じさせる鍾馗大神の舞。先ほどの「天の岩戸」の物語では、どちらかと言うと悪役で語られる須佐之男命ですが、この演目では疫神を退治する神として登場します。茅の輪をかざし、隙のない構えで宝剣を突き出す姿。対する疫神は、床をなめるかのように低い姿勢での舞。他の鬼にはない恐ろしさを見てとることができます。立ち合いでは、それぞれの舞が激しくぶつかり、見応え十分。重たい衣装を着たままですが、最後まで息の乱れを感じさせない鍾馗の舞には、「よぅ舞った!」と拍手を送られた方も多くおられたことでしょう。
後野神楽社中「八岐大蛇」。最初は七人目の姫が大蛇に呑み取られる場面から始まります。姫が一人舞う中、真っ暗なステージに、いつの間にか赤い点が。何が光っているのかと見ていると、みるみるうちに赤い点が増え、合計16の点に。そしてそれが姫に近づいていくのです。そう、赤い点は大蛇の目だったんですね!実に効果的な演出で、多くの方に強い印象を与えたように思います。後半でも印象的な場面が。火を吹いて須佐之男命に襲い掛かる八岐大蛇。そこではステージ全体が赤い照明で照らされました。客席に座っていても、その大蛇の吐く炎の熱が伝わるかのようでしたね。大きなステージ、プロのスタッフによる演出。まさに「ホール神楽」の醍醐味を味わうことができました。
筏津神楽団「黒塚」。阿闍梨祐慶(あじゃりゆうけい)という山伏と剛力が那須野ヶ原を訪れ、不思議な女に出会います。その女こそ、金毛白面九尾狐だった…という、これもみなさんお馴染みの演目ですね。「山伏の腰に下げたる法螺(ほら)の貝 一口吹けば悪魔退く」という歌もありますが、今回の山伏さん、本当に法螺貝をぶら下げ、途中実際にそれを吹く場面もありました!初めて見たので、とても印象深かったですね。ユーモラスな剛力さんに笑わせてもらった後は、恐ろしい鬼の登場。太鼓の上から現れ、獲物に迫ります。じぃっと動かず相手を凝視する姿、こちらもなんだか動けなくなってしまいそうです。後半は狐の姿になって登場し、獣らしく低く這い回りながらの立ち合い。三浦介らとの息もバッチリで、約50分の上演があっという間に感じました。
そして!今年も抽選にチャレンジしてきました。ブログを読んだ方から「今年は何が当たった?」と声をかけていただきましたが、(残念ながら…)またまた醤油でした(笑) みなさんは何が当たりましたか!? 後半の報告もお楽しみに!
2009,02,23 Mon 22:30
新着コメント
今週の日曜日は、広島市の厚生年金会館で「RCC早春神楽共演大会」が行われます。今年で11回目となるこの大会、多くのファンのみなさんが楽しみにされていると思います。
そしてみなさんもよくご存知のように、この大会は三部構成。第一部は「原点を見つめる」で、島根県江津市の谷住郷神楽社中による「天の岩戸」が上演されます。「庭火たく 岩戸の前の夜神楽は これぞ神楽のはじめなりけり」という歌もあるように、天照大神に再び出ていただくために宇津女命が岩戸の前で舞ったものが、神楽の最初と言われています。物語だけでなく、神楽そのものの良さをじっくり味わえる演目です。どうぞご注目ください!
第二部は「伝統を受け継ぐ」。この地域だけでなく、全国で神楽を継承されているすべての方にとって、「受け継ぐ」というのは最重要課題と言えるでしょう。それぞれの地域で大事に守られてきた伝統を、一度に見ることができます。今回は津浪神楽団「鍾馗」、後野神楽社中「八岐大蛇」、筏津神楽団「黒塚」の三演目です。先ほどの「天の岩戸」もそうですが、古典曲目だからこそしっかりと味わうことのできる部分を楽しんでいただければと思います。
そして多くの方が楽しみにされているであろう第三部「新たなる神楽への挑戦」。戦後新しく作られた新舞、そして近年の各神楽団による創作演目で構成される、最も見栄えのするパートです。極端な話、「旧舞はえぇけ~、新舞だけ見よう」なんて方も中にはおられるかもしれません。しかし、古い演目があってこその新しい演目です。時代に沿って変化し、進化してきた神楽。この大会の流れに沿って見ていくことで、新しいものの中に、古い何かを発見することがあるかもしれません。いろいろな仕掛けや、こだわりの演出、そして新しいものに挑戦しようという舞手さんの思い。そんな新しいものを見ながら、同じように神楽を愛し、必死に残されてきた先人の方々に感謝することも忘れずにいたいですね。
最後に、毎年書いていることではありますが、恒例の?パンフレット購入による抽選。もちろん高級醤油でもいいんですが、今年こそは…と密かに気合を入れております(笑) ということで、いよいよ待ちに待ったビッグイベント、しっかりと堪能してこようと思います。もちろん、特派員報告もありますので、お楽しみに!
イベント詳細
そしてみなさんもよくご存知のように、この大会は三部構成。第一部は「原点を見つめる」で、島根県江津市の谷住郷神楽社中による「天の岩戸」が上演されます。「庭火たく 岩戸の前の夜神楽は これぞ神楽のはじめなりけり」という歌もあるように、天照大神に再び出ていただくために宇津女命が岩戸の前で舞ったものが、神楽の最初と言われています。物語だけでなく、神楽そのものの良さをじっくり味わえる演目です。どうぞご注目ください!
第二部は「伝統を受け継ぐ」。この地域だけでなく、全国で神楽を継承されているすべての方にとって、「受け継ぐ」というのは最重要課題と言えるでしょう。それぞれの地域で大事に守られてきた伝統を、一度に見ることができます。今回は津浪神楽団「鍾馗」、後野神楽社中「八岐大蛇」、筏津神楽団「黒塚」の三演目です。先ほどの「天の岩戸」もそうですが、古典曲目だからこそしっかりと味わうことのできる部分を楽しんでいただければと思います。
そして多くの方が楽しみにされているであろう第三部「新たなる神楽への挑戦」。戦後新しく作られた新舞、そして近年の各神楽団による創作演目で構成される、最も見栄えのするパートです。極端な話、「旧舞はえぇけ~、新舞だけ見よう」なんて方も中にはおられるかもしれません。しかし、古い演目があってこその新しい演目です。時代に沿って変化し、進化してきた神楽。この大会の流れに沿って見ていくことで、新しいものの中に、古い何かを発見することがあるかもしれません。いろいろな仕掛けや、こだわりの演出、そして新しいものに挑戦しようという舞手さんの思い。そんな新しいものを見ながら、同じように神楽を愛し、必死に残されてきた先人の方々に感謝することも忘れずにいたいですね。
最後に、毎年書いていることではありますが、恒例の?パンフレット購入による抽選。もちろん高級醤油でもいいんですが、今年こそは…と密かに気合を入れております(笑) ということで、いよいよ待ちに待ったビッグイベント、しっかりと堪能してこようと思います。もちろん、特派員報告もありますので、お楽しみに!
イベント詳細
2009,02,19 Thu 22:44
新着コメント
神楽大好き さん、コメントありがとうございます。
しっかり楽しんでくださいね!
しっかり楽しんでくださいね!
| 特派員Y | EMAIL | URL | 09/02/21 10:09 | qi6UEqak |
行きますよ!!
楽しみです。
楽しみです。
| 神楽大好き | EMAIL | URL | 09/02/20 17:37 | tTBCbx1A |
先週の日曜日、千代田開発センターで月一の舞いが行われました。今月の月一の舞いは「伝統を守る高田舞い」。ということで、安芸高田市の神楽団による熱い神楽が繰り広げられました。それでは、報告です。
最初は原田神楽団「天の岩戸」
神楽の始まりにはふさわしい演目ですね。「天の岩戸」は、特に神々の特徴ある舞いが観ることができるので面白いかと思います。また、独特のお囃子はリズムにのりやすく、中にはお囃子と一緒にリズムをとる方もいらっしゃいました♪そして物語が進むにつれ、さらに神楽の世界へと引きずり込まれて行ってしまいます。宇津女の激しくも優雅な舞いや荒々しく力強い手力男の舞いへと続き、最後に待ちに待った天照大神の登場。天照大神の姿が見えた時は、観客も舞手も心一つになる瞬間だと思います。今回もたくさんの拍手が湧き起こっていましたね。またその直後、両手に扇子を持ち体全体を使って大喜びする手力男の舞は、こちらまで歓声をあげて大喜びしたくなってしまいます。
次に梶矢神楽団「塵倫」
身に翼ある鬼が異国より数万騎の軍勢を引き連れ日本へと攻め来るお話です。始めに煌びやかな衣装をまとった仲哀天皇がお供を連れて登場し、じっくりと伝統の舞を披露。その後一人残ったお供の高麻呂は空の様子を伺い、ついに塵倫がやって来たと仲哀天皇に告げます。すると、たちまち袖側から煙を放ち、一匹の鬼が登場。その姿に目を奪われていると、舞台の端からさらに一匹の鬼!そして、中央からもグワっと塵倫の姿。計三匹の鬼の登場に会場はザワついていました。また、三匹揃っての片足立ちに客席からは拍手喝采。さぁそして、ついに決戦です。仲哀天皇達のガツンと喝の効いたセリフと気迫に満ちた塵倫の威圧感は両者互角。お互いキッっと睨み合う様や激しくやり合う様子はとても見ものでした。
そして原田神楽団「八岐大蛇」
この演目は子どもから大人まで誰もが知っている演目ですね。そして、なにより面白い笑い付き!今回もその笑いが盛りだくさんでしたね。おばあさんが杖で遊んだり弄ったり、また、「娘よりも私をさしだせ」とおじいさんに主張してみたり。しまいには毒酒を造る際、強引に奇稲田姫も参加させたりと、これでもか!のサービスぶりに、会場は笑いの渦でした。しかし、メインの大蛇と須佐之男も忘れてはいけません。大蛇のダイナミックな技の数々はたくさんの拍手。そして、立ち合いでは火花を散らし、須佐之男に襲い掛かります。須佐之男も悪戦苦闘ですが、負けじと渾身の力を振り絞り立ち向かいます。先ほどの笑いの場面とは打って変わって、白熱した一戦。観る者を釘付けにしてくれました。
そして最後を飾るのは上河内神楽団「紅葉狩」
こちらの演目は艶やかで、鬼女たちの巧みな妖術が印象的ですね。やはり注目してしまうのは麗しい姫に化けた鬼女と維茂達の宴の場面。鬼女たちが魅せる、誰をも惹き付ける妖艶たる姿とゆっくりと落ち着いた舞いは、たとえ維茂達であろうと、もはや招ねかれざるを得ない気がしますね。始まった宴で、酒を注がれ徐々に酔いしれていく維茂達。しかし維茂達がグイッと酒を飲んでいる背後では、いつでも喰い掛かるぞ!と言わんばかりに美しい姫は一度鬼の姿へ。そして、こちらに振り向かれそうになれば、バレないようにサッと袖で顔を隠し姫へと戻る。その動作がまたゆっくりのためになんとも恐ろしく、ゾゾゾっとしてしまいますね。しかし、そこからどんどんと終盤まで引き寄せられていってしまいます。最後の立ち合いでも凄まじいスピードで最後の最後まで会場を湧かせてくれました。
さて、今月の月一はいかがだったでしょうか?今回、3週間後の月一ということでわりと早い開催でしたが楽しめましたか??先月の「山県舞い」に引き続き今月は「高田舞い」でしたが、両方観に行かれた方は特にそれぞれの舞いをじっくりと味わうことができたと思います♪また、今回は、海外からお越しのお客様もおられ広島の神楽を楽しんで行かれました。こういった海外からの神楽ファンもたくさん増やしていきたいですね!
さぁ、来月は「2008年度 広島・島根交流神楽」最後の月一です。来月は石見神楽も堪能する事ができますよ☆「ほいじゃぁ最後じゃし、来月も行こうのぉ~」という方!「まだ行ってないわ~」という方も是非、是非お越しください!!スタッフ一同心よりお待ちしております♪
最初は原田神楽団「天の岩戸」
神楽の始まりにはふさわしい演目ですね。「天の岩戸」は、特に神々の特徴ある舞いが観ることができるので面白いかと思います。また、独特のお囃子はリズムにのりやすく、中にはお囃子と一緒にリズムをとる方もいらっしゃいました♪そして物語が進むにつれ、さらに神楽の世界へと引きずり込まれて行ってしまいます。宇津女の激しくも優雅な舞いや荒々しく力強い手力男の舞いへと続き、最後に待ちに待った天照大神の登場。天照大神の姿が見えた時は、観客も舞手も心一つになる瞬間だと思います。今回もたくさんの拍手が湧き起こっていましたね。またその直後、両手に扇子を持ち体全体を使って大喜びする手力男の舞は、こちらまで歓声をあげて大喜びしたくなってしまいます。
次に梶矢神楽団「塵倫」
身に翼ある鬼が異国より数万騎の軍勢を引き連れ日本へと攻め来るお話です。始めに煌びやかな衣装をまとった仲哀天皇がお供を連れて登場し、じっくりと伝統の舞を披露。その後一人残ったお供の高麻呂は空の様子を伺い、ついに塵倫がやって来たと仲哀天皇に告げます。すると、たちまち袖側から煙を放ち、一匹の鬼が登場。その姿に目を奪われていると、舞台の端からさらに一匹の鬼!そして、中央からもグワっと塵倫の姿。計三匹の鬼の登場に会場はザワついていました。また、三匹揃っての片足立ちに客席からは拍手喝采。さぁそして、ついに決戦です。仲哀天皇達のガツンと喝の効いたセリフと気迫に満ちた塵倫の威圧感は両者互角。お互いキッっと睨み合う様や激しくやり合う様子はとても見ものでした。
そして原田神楽団「八岐大蛇」
この演目は子どもから大人まで誰もが知っている演目ですね。そして、なにより面白い笑い付き!今回もその笑いが盛りだくさんでしたね。おばあさんが杖で遊んだり弄ったり、また、「娘よりも私をさしだせ」とおじいさんに主張してみたり。しまいには毒酒を造る際、強引に奇稲田姫も参加させたりと、これでもか!のサービスぶりに、会場は笑いの渦でした。しかし、メインの大蛇と須佐之男も忘れてはいけません。大蛇のダイナミックな技の数々はたくさんの拍手。そして、立ち合いでは火花を散らし、須佐之男に襲い掛かります。須佐之男も悪戦苦闘ですが、負けじと渾身の力を振り絞り立ち向かいます。先ほどの笑いの場面とは打って変わって、白熱した一戦。観る者を釘付けにしてくれました。
そして最後を飾るのは上河内神楽団「紅葉狩」
こちらの演目は艶やかで、鬼女たちの巧みな妖術が印象的ですね。やはり注目してしまうのは麗しい姫に化けた鬼女と維茂達の宴の場面。鬼女たちが魅せる、誰をも惹き付ける妖艶たる姿とゆっくりと落ち着いた舞いは、たとえ維茂達であろうと、もはや招ねかれざるを得ない気がしますね。始まった宴で、酒を注がれ徐々に酔いしれていく維茂達。しかし維茂達がグイッと酒を飲んでいる背後では、いつでも喰い掛かるぞ!と言わんばかりに美しい姫は一度鬼の姿へ。そして、こちらに振り向かれそうになれば、バレないようにサッと袖で顔を隠し姫へと戻る。その動作がまたゆっくりのためになんとも恐ろしく、ゾゾゾっとしてしまいますね。しかし、そこからどんどんと終盤まで引き寄せられていってしまいます。最後の立ち合いでも凄まじいスピードで最後の最後まで会場を湧かせてくれました。
さて、今月の月一はいかがだったでしょうか?今回、3週間後の月一ということでわりと早い開催でしたが楽しめましたか??先月の「山県舞い」に引き続き今月は「高田舞い」でしたが、両方観に行かれた方は特にそれぞれの舞いをじっくりと味わうことができたと思います♪また、今回は、海外からお越しのお客様もおられ広島の神楽を楽しんで行かれました。こういった海外からの神楽ファンもたくさん増やしていきたいですね!
さぁ、来月は「2008年度 広島・島根交流神楽」最後の月一です。来月は石見神楽も堪能する事ができますよ☆「ほいじゃぁ最後じゃし、来月も行こうのぉ~」という方!「まだ行ってないわ~」という方も是非、是非お越しください!!スタッフ一同心よりお待ちしております♪
2009,02,09 Mon 20:29
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1月18日に千代田開発センターで今年初めての月一の舞が催されました。今月の月一は「神楽の伝統を守る 山県の舞い」ということで今回すべてが旧舞。戦前からある古い神楽、その古風な舞いを存分に満喫できる催しとなっておりました。それでは報告です。
まず始めは三谷神楽団「鍾馗」
この演目は三谷さんの気持ちで無病息災ということで舞われました。鍾馗大神のどっしりしとした構え、そして茅の輪からギラリと輝く眼差し。舞いでは、深く屈伸をし、そのまま大きく立ち上がり高らかに茅の輪を上げたりする大きい動作で迫力がありました。そして、大疫神の場合は、ゆっくりでありながら俊敏な舞い。後ろ向きからスゥっときてバッと勢いよくこちらに振り返る瞬間は、ドキッとしてしまいます(汗)また、それとは対照的に立ち合いの場面では、鍾馗大神が茅の輪をかぶせようとすると頭を押さえ嫌々っと拒む可愛らしい仕草も伺えました。
次に有田神楽団「八岐大蛇」
有田さんの「八岐大蛇」は大蛇は2匹だけ登場します。八岐大蛇といえばたくさんの大蛇が出てくるというイメージがあるかもれません。しかし、2匹だからといって侮ってはいけません!まず登場する場面では、上からモクモクと雲が立ち込み始め2階の高さから大蛇が登場。そして、そこからスルリ、スルリと地上へ降りていきます。まさに天から降りてくるようでびっくり仰天ですね。次に立ち合いでは、火を吹き上げスサノオを押しに押しまくり四苦八苦させる場面もあり、迫力満点でイキがいい大蛇でした。
次に砂庭神楽団「神武」
こちらの神武は、一味違った独特な舞いが見られました。まず、神武天皇達の舞いは弓と矢を持ち左右に振る舞いで、とても綺麗にそろっており息ピッタリでした。次に、長髄彦等の登場では、二人大きな面で顔を大きく振り、髪を散らしながらの登場。そして戦いのときは、神武天皇の家臣と背中合わせになり、じりじりと足首だけを動かすユニークな舞いを披露。そして終盤は、神武天皇の手元に鳳凰が乗った金の弓が登場し、火花がシュッとでるとじわじわと長髄彦等は退散。最初から最後までなかなか味わい深い独特な舞いでした。
そして、最後を飾るのは三谷神楽団「大江山」
三谷さんの大江山と言えば、あの独特の味のある声を持つ人気者!酒呑童子さんですね。会場にいらっしゃった方は、早速今年もその声を聞くことができましたね♪問答の時の一部セリフ「顔も色づくが 赤きは酒の咎なるぞ 鬼と思うな 鬼と思うな!」この言葉を聞くと妖異な雰囲気と一緒に、鬼?人?と惑わされそうになってしまいます。また、そのほかにも親しみやすいセリフ、熱のこもったセリフもあり、これがまた人気の一つなのでしょうね。今回も、最後の最後まで熱演で観客を楽しませてくださいました。
さぁ、そして上演後には恒例の写真撮影会。今回は最後に舞われました三谷神楽団さんとの撮影でした。鬼や神、姫の方と一緒に小さいお子さんから大人まで、たくさんの方が写真を撮られていらっしゃいました。
さて、今回すべて旧舞ということで伝統ある舞をじっくりと見ることができました。新舞のきらびやかで派手な神楽もいいですが、こうした昔ながらに伝わってきた神楽を味わうのもいいですね。旧舞の良さ、新舞の良さをそれぞれ大切にしていき、これからの広島神楽をもっといいものにしていきたいですね。
そして今回から、新人特派員を改めて特派員Nということになりました! 最初の特派員さんはYということで、それぞれ活動していこうと思います。どうぞよろしくお願いします。もちろん特派員をやってみたい方は今も募集中ですので、興味がある方は神楽研究所までご連絡ください。
まず始めは三谷神楽団「鍾馗」
この演目は三谷さんの気持ちで無病息災ということで舞われました。鍾馗大神のどっしりしとした構え、そして茅の輪からギラリと輝く眼差し。舞いでは、深く屈伸をし、そのまま大きく立ち上がり高らかに茅の輪を上げたりする大きい動作で迫力がありました。そして、大疫神の場合は、ゆっくりでありながら俊敏な舞い。後ろ向きからスゥっときてバッと勢いよくこちらに振り返る瞬間は、ドキッとしてしまいます(汗)また、それとは対照的に立ち合いの場面では、鍾馗大神が茅の輪をかぶせようとすると頭を押さえ嫌々っと拒む可愛らしい仕草も伺えました。
次に有田神楽団「八岐大蛇」
有田さんの「八岐大蛇」は大蛇は2匹だけ登場します。八岐大蛇といえばたくさんの大蛇が出てくるというイメージがあるかもれません。しかし、2匹だからといって侮ってはいけません!まず登場する場面では、上からモクモクと雲が立ち込み始め2階の高さから大蛇が登場。そして、そこからスルリ、スルリと地上へ降りていきます。まさに天から降りてくるようでびっくり仰天ですね。次に立ち合いでは、火を吹き上げスサノオを押しに押しまくり四苦八苦させる場面もあり、迫力満点でイキがいい大蛇でした。
次に砂庭神楽団「神武」
こちらの神武は、一味違った独特な舞いが見られました。まず、神武天皇達の舞いは弓と矢を持ち左右に振る舞いで、とても綺麗にそろっており息ピッタリでした。次に、長髄彦等の登場では、二人大きな面で顔を大きく振り、髪を散らしながらの登場。そして戦いのときは、神武天皇の家臣と背中合わせになり、じりじりと足首だけを動かすユニークな舞いを披露。そして終盤は、神武天皇の手元に鳳凰が乗った金の弓が登場し、火花がシュッとでるとじわじわと長髄彦等は退散。最初から最後までなかなか味わい深い独特な舞いでした。
そして、最後を飾るのは三谷神楽団「大江山」
三谷さんの大江山と言えば、あの独特の味のある声を持つ人気者!酒呑童子さんですね。会場にいらっしゃった方は、早速今年もその声を聞くことができましたね♪問答の時の一部セリフ「顔も色づくが 赤きは酒の咎なるぞ 鬼と思うな 鬼と思うな!」この言葉を聞くと妖異な雰囲気と一緒に、鬼?人?と惑わされそうになってしまいます。また、そのほかにも親しみやすいセリフ、熱のこもったセリフもあり、これがまた人気の一つなのでしょうね。今回も、最後の最後まで熱演で観客を楽しませてくださいました。
さぁ、そして上演後には恒例の写真撮影会。今回は最後に舞われました三谷神楽団さんとの撮影でした。鬼や神、姫の方と一緒に小さいお子さんから大人まで、たくさんの方が写真を撮られていらっしゃいました。
さて、今回すべて旧舞ということで伝統ある舞をじっくりと見ることができました。新舞のきらびやかで派手な神楽もいいですが、こうした昔ながらに伝わってきた神楽を味わうのもいいですね。旧舞の良さ、新舞の良さをそれぞれ大切にしていき、これからの広島神楽をもっといいものにしていきたいですね。
そして今回から、新人特派員を改めて特派員Nということになりました! 最初の特派員さんはYということで、それぞれ活動していこうと思います。どうぞよろしくお願いします。もちろん特派員をやってみたい方は今も募集中ですので、興味がある方は神楽研究所までご連絡ください。
2009,01,19 Mon 21:32
新着コメント
神楽好きさんコメントありがとうございます。
今年も皆様に楽しんでいただけるよう頑張りますのでこれからもどうぞよろしくお願いします。
今年も皆様に楽しんでいただけるよう頑張りますのでこれからもどうぞよろしくお願いします。
| 特派員N | EMAIL | URL | 09/01/21 21:34 | pGU/3n9g |
今年も大会の報告楽しみにしています。
| 神楽好き | EMAIL | URL | 09/01/20 09:03 | iV95cbPg |
皆様、明けましておめでとうございます!!今年も報告を楽しんでいただけるよう頑張りますのでどうぞよろしくお願いします。さぁ、広島市グリーンアリーナで行われた「新春神楽」二日目の幕開けです。二日目は今田神楽団、琴庄神楽団、大塚神楽団の上演でした。
始めは今田神楽団「神降ろし」
やはり、神楽が始まるにあたっては欠かせない演目です。弊を大きく振り上げたり、腰を落としての舞い。そして、滑らすように足を後ろに持って行きスッとお尻の辺りまで引き上げるという独特な進み方なども見られました。一人だけでシンプルな舞ですが、神楽の基本がぎっしりと詰まっている舞いですので一つに一つの舞いに注目していきたいですね。
次に琴庄神楽団「滝夜叉姫」
こちらは五月姫に注目ですね。か弱い様子を見せていた五月姫ですが、妖術を授かったとたん目の色を変え悪の顔つきに変わり、長刀をペロリと舐める姿はゾゾゾッと背筋が凍りつきます。同じ人物なのですが、全く別人のようです。また、立ち合いでも瞬時に変わる鬼の顔は、いつ変わったか全くわからない早業に客席からは拍手喝采!そして、極めつけは、やはりここの団の特徴でもある2段階にわたっての衣装チェンジ。最後のさつき姫がもとに戻る場面は、得に目が離せません。妖術が解け、艶やかな衣装へと変わる様子に観客からは「おぉぉ~」と一番のどよめきが起こっていました。
続いて大塚神楽団「橋弁慶」
見せ場は大きく分けて二つ。前半は大天狗との修行。棒を突いたり振り回したり、また、ぴょんぴょん飛び跳ねたりと激しい修行。始めは苦戦しますが、メキメキと力をつけていきます。そして、後半は弁慶との一騎打ち。こちらも大きな長刀をブンブンと振り回し遮那王(牛若)をじりじりと苦しめます。しかし、大天狗での修行の成果も出て徐々に逆転していき、最終的には弁慶の泣き所を打ち勝負あり!どちらも見どころたっぷりで最後まで釘付けとなってしまう演目です。
次に今田神楽団「殺生石」
この演目は始まってすぐ、逃げる悪狐とそれを追いかける三浦の介と上総の介が足早に登場し、殺生石になるまでの話から始まります。プロローグ的な演出となっていますので、殺生石の内容に入っていきやすいですね。また、小道具や幕にも凝っており、まさにその場で観ているような感覚にとらわれてしまいそうです。また、演出では、飛脚の飛介さんが面を三枚重ねで登場し会場を沸かせてくれます。そして、狐と玄翁和尚の立ち合いでは大暴れする悪狐に止めの一撃を与え、悪狐が仰け反る見事な演出も。観客を大いに盛り上げてくださいました。
琴庄神楽団「羅生門」
こちらの演目は、左の腕を取り返すべく酒呑童子の腕前がキラリと輝く演目。白妙の身柄を乗っ取ってしまう場面。白妙に覆いかぶさり本当に吸い込まれていくように入り、一瞬だけ見せる酒呑童子の顔にとても驚かされます。また、終盤はふんだんの力を込めて腕の入った木箱をこじ開けようとする酒呑童子に、お囃子の激しさがプラスされ会場全体どんどん熱がこもっていきました。そして周りから煙が立ちこめシュッと火花が散りさらにヒートアップ!なんと、その熱さは途中火災報知機のベルが鳴ってしまうほど(笑)。きっと会場全体がそれほどまでに熱気に包まれていたのでしょうね。
最後の大鳥を飾るのは大塚神楽団「紅葉狩」
こちらの最初は幕の隅からドライアイスが漏れ、そこからぶわっと鬼女三人が登場するところはいつ見ても威圧感を感じてしまいます。そして、三人が後ろを向きふっと前に向き戻ったときには姫の姿になっており、スピード感ある面の早変わりとはまた違った怖さを植え付けられます。また、舞いでは、ゆっくりと落ち着いた静かな舞いでもどこか躍動感あふれる雰囲気があり、大塚さんならではの雰囲気なのかなと思いました。
さて、一日だけ観に行かれた方も二日間連続で観に行かれた方も今回の「新春神楽」いかがだったでしょうか?この催しは、飲んでよし!食べてよし!の会場だったので神楽に酔いしれながら、お酒などに酔いしれながら思う存分楽しまれたのではないでしょうか!?
今年も始まったばかりです!まだまだ神楽の催しが待っています。たくさんの神楽を観て楽しんでいきましょうね♪
始めは今田神楽団「神降ろし」
やはり、神楽が始まるにあたっては欠かせない演目です。弊を大きく振り上げたり、腰を落としての舞い。そして、滑らすように足を後ろに持って行きスッとお尻の辺りまで引き上げるという独特な進み方なども見られました。一人だけでシンプルな舞ですが、神楽の基本がぎっしりと詰まっている舞いですので一つに一つの舞いに注目していきたいですね。
次に琴庄神楽団「滝夜叉姫」
こちらは五月姫に注目ですね。か弱い様子を見せていた五月姫ですが、妖術を授かったとたん目の色を変え悪の顔つきに変わり、長刀をペロリと舐める姿はゾゾゾッと背筋が凍りつきます。同じ人物なのですが、全く別人のようです。また、立ち合いでも瞬時に変わる鬼の顔は、いつ変わったか全くわからない早業に客席からは拍手喝采!そして、極めつけは、やはりここの団の特徴でもある2段階にわたっての衣装チェンジ。最後のさつき姫がもとに戻る場面は、得に目が離せません。妖術が解け、艶やかな衣装へと変わる様子に観客からは「おぉぉ~」と一番のどよめきが起こっていました。
続いて大塚神楽団「橋弁慶」
見せ場は大きく分けて二つ。前半は大天狗との修行。棒を突いたり振り回したり、また、ぴょんぴょん飛び跳ねたりと激しい修行。始めは苦戦しますが、メキメキと力をつけていきます。そして、後半は弁慶との一騎打ち。こちらも大きな長刀をブンブンと振り回し遮那王(牛若)をじりじりと苦しめます。しかし、大天狗での修行の成果も出て徐々に逆転していき、最終的には弁慶の泣き所を打ち勝負あり!どちらも見どころたっぷりで最後まで釘付けとなってしまう演目です。
次に今田神楽団「殺生石」
この演目は始まってすぐ、逃げる悪狐とそれを追いかける三浦の介と上総の介が足早に登場し、殺生石になるまでの話から始まります。プロローグ的な演出となっていますので、殺生石の内容に入っていきやすいですね。また、小道具や幕にも凝っており、まさにその場で観ているような感覚にとらわれてしまいそうです。また、演出では、飛脚の飛介さんが面を三枚重ねで登場し会場を沸かせてくれます。そして、狐と玄翁和尚の立ち合いでは大暴れする悪狐に止めの一撃を与え、悪狐が仰け反る見事な演出も。観客を大いに盛り上げてくださいました。
琴庄神楽団「羅生門」
こちらの演目は、左の腕を取り返すべく酒呑童子の腕前がキラリと輝く演目。白妙の身柄を乗っ取ってしまう場面。白妙に覆いかぶさり本当に吸い込まれていくように入り、一瞬だけ見せる酒呑童子の顔にとても驚かされます。また、終盤はふんだんの力を込めて腕の入った木箱をこじ開けようとする酒呑童子に、お囃子の激しさがプラスされ会場全体どんどん熱がこもっていきました。そして周りから煙が立ちこめシュッと火花が散りさらにヒートアップ!なんと、その熱さは途中火災報知機のベルが鳴ってしまうほど(笑)。きっと会場全体がそれほどまでに熱気に包まれていたのでしょうね。
最後の大鳥を飾るのは大塚神楽団「紅葉狩」
こちらの最初は幕の隅からドライアイスが漏れ、そこからぶわっと鬼女三人が登場するところはいつ見ても威圧感を感じてしまいます。そして、三人が後ろを向きふっと前に向き戻ったときには姫の姿になっており、スピード感ある面の早変わりとはまた違った怖さを植え付けられます。また、舞いでは、ゆっくりと落ち着いた静かな舞いでもどこか躍動感あふれる雰囲気があり、大塚さんならではの雰囲気なのかなと思いました。
さて、一日だけ観に行かれた方も二日間連続で観に行かれた方も今回の「新春神楽」いかがだったでしょうか?この催しは、飲んでよし!食べてよし!の会場だったので神楽に酔いしれながら、お酒などに酔いしれながら思う存分楽しまれたのではないでしょうか!?
今年も始まったばかりです!まだまだ神楽の催しが待っています。たくさんの神楽を観て楽しんでいきましょうね♪
2009,01,04 Sun 23:39
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