休憩の後は、芸北神楽の上演。備後神楽が、岡山県の備前、備中神楽の流れを汲むのに対し、芸北神楽は島根県の石見神楽が元になっています。
まず、北広島町の新庄保育所神楽団による「新・新・新紅葉狩」。芸北神楽の新舞「紅葉狩」をアレンジした演目で、鬼女が住む戸隠山を保育所近くの寒曳山に置き換えたり、神が飲むのは酒ではなく毒ミルクだったりと、子供たちにも親しみやすい内容に工夫されています。5月の舞ロード千代田の上演から約一ヵ月半、みなさんさらに上手になってましたよ。
続いて、北広島町の有田神楽団による「八岐大蛇」。有田神楽団はどの舞も昔からの形を大事に保存、伝承されていますが、特にこの演目は素晴らしいと思います。何より大蛇の演技が素晴らしいのです。じっくり観察したことがある方ならおわかりだと思いますが、ヘビはとぐろを巻いて呼吸するとき、それに合わせて微妙に胴体が伸縮するんです。この有田さんの大蛇はそんな動きまで再現しておられ、非常にリアルな大蛇になっています。
次は安芸高田市の原田神楽団による「天の岩戸」。以前、島根県にお住まいの神楽ファンの方から、「原田の岩戸見たことある?あれいいよ~!」と超オススメされたことがあるんですが、初めて見たときは本当にいい神楽だなと感動しましたね。登場する神様の個性がしっかりとしており、それが奏楽と見事に合わさった舞は何回観ても素晴らしいです。
最後は安芸高田市の上河内神楽団による「紅葉狩」。衣装の豪華さ、美しい鬼女が鬼へと変貌する場面、立ち合いのスピード感など、新舞の魅力たっぷりの演目です。鬼の大王が赤いガッソで登場するのですが、これは芸北神楽では珍しく、上河内神楽団「紅葉狩」の特徴の一つと言えます。あと、笛の方がプログラムの配役と違う方だったので、「もしやあの人の登場か!?」と思ったんですが、さすがに今回はなかったです(笑)。
会場は1階席から3階席までお客さんでいっぱいで、開場から約30分後には当日券が売り切れるほどでした。個人的には、普段なかなか見る機会のない神楽が見れて、本当にいろいろ勉強になった一日でした。
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まず、北広島町の新庄保育所神楽団による「新・新・新紅葉狩」。芸北神楽の新舞「紅葉狩」をアレンジした演目で、鬼女が住む戸隠山を保育所近くの寒曳山に置き換えたり、神が飲むのは酒ではなく毒ミルクだったりと、子供たちにも親しみやすい内容に工夫されています。5月の舞ロード千代田の上演から約一ヵ月半、みなさんさらに上手になってましたよ。
続いて、北広島町の有田神楽団による「八岐大蛇」。有田神楽団はどの舞も昔からの形を大事に保存、伝承されていますが、特にこの演目は素晴らしいと思います。何より大蛇の演技が素晴らしいのです。じっくり観察したことがある方ならおわかりだと思いますが、ヘビはとぐろを巻いて呼吸するとき、それに合わせて微妙に胴体が伸縮するんです。この有田さんの大蛇はそんな動きまで再現しておられ、非常にリアルな大蛇になっています。
次は安芸高田市の原田神楽団による「天の岩戸」。以前、島根県にお住まいの神楽ファンの方から、「原田の岩戸見たことある?あれいいよ~!」と超オススメされたことがあるんですが、初めて見たときは本当にいい神楽だなと感動しましたね。登場する神様の個性がしっかりとしており、それが奏楽と見事に合わさった舞は何回観ても素晴らしいです。
最後は安芸高田市の上河内神楽団による「紅葉狩」。衣装の豪華さ、美しい鬼女が鬼へと変貌する場面、立ち合いのスピード感など、新舞の魅力たっぷりの演目です。鬼の大王が赤いガッソで登場するのですが、これは芸北神楽では珍しく、上河内神楽団「紅葉狩」の特徴の一つと言えます。あと、笛の方がプログラムの配役と違う方だったので、「もしやあの人の登場か!?」と思ったんですが、さすがに今回はなかったです(笑)。
会場は1階席から3階席までお客さんでいっぱいで、開場から約30分後には当日券が売り切れるほどでした。個人的には、普段なかなか見る機会のない神楽が見れて、本当にいろいろ勉強になった一日でした。
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2006,07,13 Thu 20:52
コメント
あい様さん、コメントありがとうございます。
返事が遅くなってすみません!
今は一応シーズンオフ?でイベントが少ないため、なかなかブログも更新できませんが、8月からの本運用に向けて、新しい企画を考えています。
これからもよろしくお願いします。
返事が遅くなってすみません!
今は一応シーズンオフ?でイベントが少ないため、なかなかブログも更新できませんが、8月からの本運用に向けて、新しい企画を考えています。
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| 特派員 | EMAIL | URL | 06/07/22 12:01 | tTBCbx1A |
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