今回の特派員報告は、今年1年を振り返る特別版として書いてみます。去年も同じようなことをやったので、できれば続けて、いつもと違う内容でみなさんに神楽について考えていただければと思います。
「神楽とは何か」。
特派員になって1年と7ヶ月。ことあるたびにこの言葉が頭に浮かぶ日々です。しかし、いまだに明確な答えが出せないままです。それほど神楽は奥が深いものだということでしょう。まだまだ勉強不足のわりに、こんなことを書くのは矛盾しているような気もしますが、みなさんからいろいろなご意見をいただければ幸いに思います。
ということで今年のテーマは「面白ければ何をしてもいいのか」。ちょっと穏やかでない文章に見えるかもしれません。それほど衝撃を受けた出来事があったので、ここで紹介したいと思います。
今年見てきた神楽の中で、「鬼が御幣をつかんで下に叩きつけ、さらにそれを折る」という場面がありました。正直、目の前で起こったことが信じられないほどのショックを受けたのです。
なぜか。まず御幣(ごへい)について説明が必要ですね。まず自分の御幣に対するイメージは「神様の象徴」。ズバリ神様そのもの、という考えでもよいと思います。みなさんが普段見慣れている神楽の中にも、それがハッキリと表れています。例えば「塵倫」で、幕から鬼が出てくる場面。鬼はいったんは出ようとしますが、神が持っている幣によって追い払われるように再び幕の内へと消えていきます。新舞でもそれは同じです。「滝夜叉姫」の妖術を御幣の御神徳によって打ち払ったり、「紅葉狩」で窮地に陥った平維茂を救う者は、必ず御幣を持っています。言ってみれば、神が持つことの出来る最強の武器であり、これがないと鬼には勝てないのです。勧善懲悪の神楽において、もっとも重要な採物(とりもの)が御幣と言っても過言ではありません。
それは神楽の中だけでなく、現実においても同じことが言えます。それに、あるベテラン団員さんから聞いた話ですが、「昔は練習の合間だろうが、幣を下に置いただけで叱られよった」というエピソードもあるほどです。というように、御幣がいかに大切なものかを示す例はいくらでもあります。これでショックを受けた理由がお分かりいただけたでしょうか。まず鬼が幣をつかむこと自体、普通はあり得ないことと思いますが、さらにそれを折ってしまったわけですから、事の重大さは明らかでしょう。神様の象徴である御幣を、悪の象徴である鬼が折ってしまった。これがどういうことか。ぜひ考えていただきたいのです。
この地域の神楽の元になった石見神楽が、石見の方の自由な発想によって発展したものである事は知られています。それが広島に入って各地で根付き、さらなる発展を遂げました。そしていつの時代も、神楽は人を楽しませるために変化してきました。「見る人に感動を与えたい」「応援してくれる方の声に応えたい」という舞手側の気持ちがあるのは当然です。そこで今回の件ですが、実際、幣を折る前には客席から「折れ~!」という大声がたくさん飛んでいました。そして折った後は歓声(悲鳴ではなく)と拍手が起こったのです。ファンの皆さんの期待に、神楽団が応えた。こうして見れば、自分だけがショックを受けたようですし、自分が思うほど信じられないことではないかもしれません。今や、広島の神楽はファンなくしてはあり得ません。多くの神楽ファンに支えられて、現在の神楽ブームが成り立っているのです。昔のやり方、考え方にこだわり過ぎるのも、広島の神楽とは言えないのかもしれません。
ただ、それでも自分には「面白ければ何をしてもいいのか」という思いを消すことはできません。他の地域で神楽をされてる方に、「広島では鬼が幣を折ってもいいんだ」と思われるのも心外です。しかし神楽は時代と共に変化するものであり、言わば「活きている伝統芸能」といったところで、自分の思いが必ずしも正しいとは限りません。あくまで一ファンの立場としての発言ですから、仮に神楽団から「間違った事を書いてる」と言われれば、今回の記事を削除する場合もあるでしょう。それも覚悟の上で、これを読まれたみなさんに「神楽とは何か」を考えていただければ、少しでもこの地域の神楽のためになると思い、厳しい事を書かせていただきました。できれば今後も、この地域の神楽に関わる一人として、活動を続けていきたいと思います。
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「神楽とは何か」。
特派員になって1年と7ヶ月。ことあるたびにこの言葉が頭に浮かぶ日々です。しかし、いまだに明確な答えが出せないままです。それほど神楽は奥が深いものだということでしょう。まだまだ勉強不足のわりに、こんなことを書くのは矛盾しているような気もしますが、みなさんからいろいろなご意見をいただければ幸いに思います。
ということで今年のテーマは「面白ければ何をしてもいいのか」。ちょっと穏やかでない文章に見えるかもしれません。それほど衝撃を受けた出来事があったので、ここで紹介したいと思います。
今年見てきた神楽の中で、「鬼が御幣をつかんで下に叩きつけ、さらにそれを折る」という場面がありました。正直、目の前で起こったことが信じられないほどのショックを受けたのです。
なぜか。まず御幣(ごへい)について説明が必要ですね。まず自分の御幣に対するイメージは「神様の象徴」。ズバリ神様そのもの、という考えでもよいと思います。みなさんが普段見慣れている神楽の中にも、それがハッキリと表れています。例えば「塵倫」で、幕から鬼が出てくる場面。鬼はいったんは出ようとしますが、神が持っている幣によって追い払われるように再び幕の内へと消えていきます。新舞でもそれは同じです。「滝夜叉姫」の妖術を御幣の御神徳によって打ち払ったり、「紅葉狩」で窮地に陥った平維茂を救う者は、必ず御幣を持っています。言ってみれば、神が持つことの出来る最強の武器であり、これがないと鬼には勝てないのです。勧善懲悪の神楽において、もっとも重要な採物(とりもの)が御幣と言っても過言ではありません。
それは神楽の中だけでなく、現実においても同じことが言えます。それに、あるベテラン団員さんから聞いた話ですが、「昔は練習の合間だろうが、幣を下に置いただけで叱られよった」というエピソードもあるほどです。というように、御幣がいかに大切なものかを示す例はいくらでもあります。これでショックを受けた理由がお分かりいただけたでしょうか。まず鬼が幣をつかむこと自体、普通はあり得ないことと思いますが、さらにそれを折ってしまったわけですから、事の重大さは明らかでしょう。神様の象徴である御幣を、悪の象徴である鬼が折ってしまった。これがどういうことか。ぜひ考えていただきたいのです。
この地域の神楽の元になった石見神楽が、石見の方の自由な発想によって発展したものである事は知られています。それが広島に入って各地で根付き、さらなる発展を遂げました。そしていつの時代も、神楽は人を楽しませるために変化してきました。「見る人に感動を与えたい」「応援してくれる方の声に応えたい」という舞手側の気持ちがあるのは当然です。そこで今回の件ですが、実際、幣を折る前には客席から「折れ~!」という大声がたくさん飛んでいました。そして折った後は歓声(悲鳴ではなく)と拍手が起こったのです。ファンの皆さんの期待に、神楽団が応えた。こうして見れば、自分だけがショックを受けたようですし、自分が思うほど信じられないことではないかもしれません。今や、広島の神楽はファンなくしてはあり得ません。多くの神楽ファンに支えられて、現在の神楽ブームが成り立っているのです。昔のやり方、考え方にこだわり過ぎるのも、広島の神楽とは言えないのかもしれません。
ただ、それでも自分には「面白ければ何をしてもいいのか」という思いを消すことはできません。他の地域で神楽をされてる方に、「広島では鬼が幣を折ってもいいんだ」と思われるのも心外です。しかし神楽は時代と共に変化するものであり、言わば「活きている伝統芸能」といったところで、自分の思いが必ずしも正しいとは限りません。あくまで一ファンの立場としての発言ですから、仮に神楽団から「間違った事を書いてる」と言われれば、今回の記事を削除する場合もあるでしょう。それも覚悟の上で、これを読まれたみなさんに「神楽とは何か」を考えていただければ、少しでもこの地域の神楽のためになると思い、厳しい事を書かせていただきました。できれば今後も、この地域の神楽に関わる一人として、活動を続けていきたいと思います。
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2007,12,27 Thu 22:36
コメント
紅葉姫さん、コメントありがとうございます。
すごいエピソードですね!
御神徳を感じずにはいられません。
上演中に団員さんがケガをするのはまれにあるようですが、みなさんこうされているんでしょうかね。
それにしても驚きました。
とにかく御幣のおかげでケガが最小限で済んだのは間違いないでしょうね。
貴重なコメントありがとうございました。
サッチモさん、コメントありがとうございます。
確かに、単なるショーとなってしまうのも、そう見られるのもあまりいい気はしませんね。
神楽があるべき姿で残されるように、これからも頑張りたいと思います。
またコメントお願いします。
すごいエピソードですね!
御神徳を感じずにはいられません。
上演中に団員さんがケガをするのはまれにあるようですが、みなさんこうされているんでしょうかね。
それにしても驚きました。
とにかく御幣のおかげでケガが最小限で済んだのは間違いないでしょうね。
貴重なコメントありがとうございました。
サッチモさん、コメントありがとうございます。
確かに、単なるショーとなってしまうのも、そう見られるのもあまりいい気はしませんね。
神楽があるべき姿で残されるように、これからも頑張りたいと思います。
またコメントお願いします。
| 特派員 | EMAIL | URL | 08/01/05 19:24 | BFfnvy1Y |
私は御幣を鬼がつかんだり折ったりしてしまうような演出の神楽はまだ観たことがないのですが、記事を読ませていただいて、いろいろ考えさせられました。
ここでは深く立ち入りしませんが、やはり越えてはいけない一線というのはあると思うんです。
神楽は単なるショーとしてではなく、やはり何か神聖なモノを感じさせるからこそ「神楽」であり・・・
やはり「神聖」な部分は大切にしてほしいですね。
それが無くなると演劇と言われかねませんからね。
ここでは深く立ち入りしませんが、やはり越えてはいけない一線というのはあると思うんです。
神楽は単なるショーとしてではなく、やはり何か神聖なモノを感じさせるからこそ「神楽」であり・・・
やはり「神聖」な部分は大切にしてほしいですね。
それが無くなると演劇と言われかねませんからね。
| サッチモ | EMAIL | URL | 08/01/05 01:24 | GYOAzqmg |
今年も宜しくお願いします。年越してから記事に気づきました。\"f(^-^;)
舞子としての体験談ですが、たぶん他の舞子さんも経験や言い伝えで知られている話をひとつ。
別の意味での「御幣」のご神徳談を。
神武という舞で、火花の散り飛ぶ刀がありますが、あの刃は舞い込むにつれてノコギリ状になり、かなり危険な道具になります。北海道で奉納していた時、先輩がその神武の最中に眷属との合戦で右の手に当たり、小指の辺りを切られました。手っ甲は真っ赤に染まり、喜びの舞も終えて舞台裏に帰ったときも、流血は止まりませんでした。
そこで団長は、「おいっ、御幣を持ってこい!」と言われ、手渡すと御幣の和紙を破り、怪我をした箇所に当てられました。ものの1分もしないうちに流血は止まり、北海道の公演は約1週間ありましたが、広島に帰る頃には傷跡を探すくらいにまで治癒しておりました。
和紙自体にも多少の止血作用があるのかもとは思いましたが、二枚刃のノコギリ状の刃で切った傷が、あんなに早く治るものとはと、他の団員とも話した記憶があります。
話の視点がそれてしまったかも知れませんが、団でも舞の最中は「自分のヘソより下にさげるな」と厳しく伝えられている御幣の、その存在感を舞以外で実感したエピソードでした。
舞子としての体験談ですが、たぶん他の舞子さんも経験や言い伝えで知られている話をひとつ。
別の意味での「御幣」のご神徳談を。
神武という舞で、火花の散り飛ぶ刀がありますが、あの刃は舞い込むにつれてノコギリ状になり、かなり危険な道具になります。北海道で奉納していた時、先輩がその神武の最中に眷属との合戦で右の手に当たり、小指の辺りを切られました。手っ甲は真っ赤に染まり、喜びの舞も終えて舞台裏に帰ったときも、流血は止まりませんでした。
そこで団長は、「おいっ、御幣を持ってこい!」と言われ、手渡すと御幣の和紙を破り、怪我をした箇所に当てられました。ものの1分もしないうちに流血は止まり、北海道の公演は約1週間ありましたが、広島に帰る頃には傷跡を探すくらいにまで治癒しておりました。
和紙自体にも多少の止血作用があるのかもとは思いましたが、二枚刃のノコギリ状の刃で切った傷が、あんなに早く治るものとはと、他の団員とも話した記憶があります。
話の視点がそれてしまったかも知れませんが、団でも舞の最中は「自分のヘソより下にさげるな」と厳しく伝えられている御幣の、その存在感を舞以外で実感したエピソードでした。
| 紅葉姫 | EMAIL | URL | 08/01/05 00:03 | LJJaUCQI |
かなでさん、コメントありがとうございます。
とても勉強になるお言葉をいただき、嬉しいです。
神を感じて舞を舞う、神楽が大好きな自分としては、一度でいいのでその境地に到達してみたいですね!
やはり神楽という以上は、決まりごとは決まりごととして守るべきでしょうか。
みなさんにいろいろ考えていただければ幸いです。
またコメントお願いします。
とても勉強になるお言葉をいただき、嬉しいです。
神を感じて舞を舞う、神楽が大好きな自分としては、一度でいいのでその境地に到達してみたいですね!
やはり神楽という以上は、決まりごとは決まりごととして守るべきでしょうか。
みなさんにいろいろ考えていただければ幸いです。
またコメントお願いします。
| 特派員 | EMAIL | URL | 07/12/31 11:09 | BFfnvy1Y |
みなさんの色々なコメントを見させていただいて、いろんな考えがあるんだなぁと考えさせられました。
また、特派員さんの話題提起は嬉しかったです。
幣を折るなどというのは神楽にあるまじき極端な例で、ふさわしくない場面はたくさんあります。それは、見る側の個々意見は違うと思いますが。
神楽をいち郷土芸能ととらえるにせよ、見る側の喝采が得られれば何をやってもいいということにはならないと思います。謡曲や歌舞伎でも神道的考えから発展した厳しい決まりごとがあるように、神楽でもそれがないといけないのではないのでしょうか。特に神楽ですから、そう呼ばれるに値する歴史をふまえ、神楽団体個々が誇示する何かを持っていなければならないと思います。
これは、伝統を堅持することのみ奨励するものではなく、時代の流れに沿いその土地土地で発展してきた神楽です。この流れをまた止めてはならないと思いますが、各々が熟考し邁進すべきと思います。
とにかく舞手は神を感じて舞いを舞う。そうすれば自ずと答えに導かれることでしょう。
神楽は舞ですから、踊らないようにしたいものです。
また、特派員さんの話題提起は嬉しかったです。
幣を折るなどというのは神楽にあるまじき極端な例で、ふさわしくない場面はたくさんあります。それは、見る側の個々意見は違うと思いますが。
神楽をいち郷土芸能ととらえるにせよ、見る側の喝采が得られれば何をやってもいいということにはならないと思います。謡曲や歌舞伎でも神道的考えから発展した厳しい決まりごとがあるように、神楽でもそれがないといけないのではないのでしょうか。特に神楽ですから、そう呼ばれるに値する歴史をふまえ、神楽団体個々が誇示する何かを持っていなければならないと思います。
これは、伝統を堅持することのみ奨励するものではなく、時代の流れに沿いその土地土地で発展してきた神楽です。この流れをまた止めてはならないと思いますが、各々が熟考し邁進すべきと思います。
とにかく舞手は神を感じて舞いを舞う。そうすれば自ずと答えに導かれることでしょう。
神楽は舞ですから、踊らないようにしたいものです。
| かなで | EMAIL | URL | 07/12/31 08:20 | LEQ4bAmU |
みさとさん、コメントありがとうございます。
神楽ブームは、良くも悪くもこの地域に大きな影響を与えたということなんでしょうね。
見栄えの良さばかりを追求するのではなく、神楽本来の面白さを、もっとファンの方に知って欲しいと思います。
実際に神楽を舞われているんでしょうね。
伝承は言葉で言うほど簡単ではないと思いますが、ぜひとも神楽のために頑張っていただきたいです。
神楽ブームは、良くも悪くもこの地域に大きな影響を与えたということなんでしょうね。
見栄えの良さばかりを追求するのではなく、神楽本来の面白さを、もっとファンの方に知って欲しいと思います。
実際に神楽を舞われているんでしょうね。
伝承は言葉で言うほど簡単ではないと思いますが、ぜひとも神楽のために頑張っていただきたいです。
| 特派員 | EMAIL | URL | 07/12/30 23:11 | BFfnvy1Y |
今やブームになり伝統が失われている事を考えさせられます。私は御幣とは神であり、御幣を腰から下にして舞ってはいけない!ブンブン振り回してもいけない!と教えられてきました。ブームになる事はうれしい事ですが、見栄えが良ければいいとは思わす、伝統の良さを皆さんに見ていただきたいと感じます。
| みさと | EMAIL | URL | 07/12/30 23:02 | shrR8pYM |
naomakiさん、コメントありがとうございます。
少しでも多くの方の声が聞きたかったので、こういった意見を書き込んでくださると嬉しいですね。
単なる批判ではなく、本当に神楽のことを考えての記事と評していただけるのもありがたい事です。
またコメントお願いします。
少しでも多くの方の声が聞きたかったので、こういった意見を書き込んでくださると嬉しいですね。
単なる批判ではなく、本当に神楽のことを考えての記事と評していただけるのもありがたい事です。
またコメントお願いします。
| 特派員 | EMAIL | URL | 07/12/30 23:00 | BFfnvy1Y |
特派員さんが神楽を想えばこその記事だと思います。
私は、神楽は神あってのものと思っていますので、
御幣を鬼が折るという演出、残念でなりません。
この記事で、改めて‘伝統を受け継ぎ伝えていくということ’を考えさせられました。
ありがとうございます
私は、神楽は神あってのものと思っていますので、
御幣を鬼が折るという演出、残念でなりません。
この記事で、改めて‘伝統を受け継ぎ伝えていくということ’を考えさせられました。
ありがとうございます
| naomaki | EMAIL | URL | 07/12/30 19:24 | l47SLhp6 |
ポンさん、コメントありがとうございます。
「神楽を愛する一人の意見」と評していただいたこと、本当に嬉しく思います。
ありがとうございます。
いろいろな意見をいただいて、自分としてもさらに神楽について考えを深めていけるものと思います。
またコメントお願いします。
「神楽を愛する一人の意見」と評していただいたこと、本当に嬉しく思います。
ありがとうございます。
いろいろな意見をいただいて、自分としてもさらに神楽について考えを深めていけるものと思います。
またコメントお願いします。
| 特派員 | EMAIL | URL | 07/12/29 17:04 | BFfnvy1Y |
初めまして。
なんとも衝撃的な記事ですね。
御幣を折るなんて、驚きました。
コメントを読んでいて、色々なご意見があるようですが、決して社中批判ではないと思います。
神楽に対しての思い、気持ちは千差万別…神楽舞子さんと観客の立場でも違うでしょうが、間違いは間違いだと指摘することは、いけないことではないはず。
確かに、色んな人の目にさらされてしまうことでしょうが、だからこそ、こんなにも反応があるわけで、名指しで書いているわけでもないし、神楽を愛する一人の意見として受け止めるのに、十分な記事だと思います。
御幣も大事に作った神楽道具です。しかも、神の持つもの。
安易な扱いをしては、いけないはずです。
ショー的な部分で観客の歓声も盛り上がる要素ですが、今一度、神楽というものを考えるきっかけになればいいと思います。
なんとも衝撃的な記事ですね。
御幣を折るなんて、驚きました。
コメントを読んでいて、色々なご意見があるようですが、決して社中批判ではないと思います。
神楽に対しての思い、気持ちは千差万別…神楽舞子さんと観客の立場でも違うでしょうが、間違いは間違いだと指摘することは、いけないことではないはず。
確かに、色んな人の目にさらされてしまうことでしょうが、だからこそ、こんなにも反応があるわけで、名指しで書いているわけでもないし、神楽を愛する一人の意見として受け止めるのに、十分な記事だと思います。
御幣も大事に作った神楽道具です。しかも、神の持つもの。
安易な扱いをしては、いけないはずです。
ショー的な部分で観客の歓声も盛り上がる要素ですが、今一度、神楽というものを考えるきっかけになればいいと思います。
| ポン | EMAIL | URL | 07/12/29 16:41 | y03D9WyM |
あ さん、コメントありがとうございます。
変化することが当たり前の状況において、昔からの伝統を大切にする考えは貴重であるでしょうね。
変えてよいもの、変えてはいけないところ。
それぞれが神楽団の中においてどちらもあると思います。
神楽を伝承されている方からのご意見、嬉しく思いますので、またコメントお願いします。
変化することが当たり前の状況において、昔からの伝統を大切にする考えは貴重であるでしょうね。
変えてよいもの、変えてはいけないところ。
それぞれが神楽団の中においてどちらもあると思います。
神楽を伝承されている方からのご意見、嬉しく思いますので、またコメントお願いします。
| 特派員 | EMAIL | URL | 07/12/29 13:44 | BFfnvy1Y |
僕も幼稚園の頃から、今は20歳ちょいですがずっと神楽を見て、神楽団にもはいってます。
神楽団では、御幣の振りかた、回し方、は厳しく教わり、鬼にとっては御幣は恐怖です。
昔から神楽を見てますが、神楽ってものが変わってきてると思います。
客が大きな歓声を上げれば、そりゃ神楽団は嬉しいですよね。派手な舞い、派手な展開。客が騒げばそれでいい。って感じになってきてると神楽を見ていて思います。
そりゃあ正直「あっ!すごい!かっこええ!そりゃファンも増えるわ~。」とは思いますが、僕はあまり魅力は感じません。
昔は新舞いいなぁ~って思ってましたが、今は旧舞の「舞」そのものが大好きになりました。
「時代の流れ」で伝統は変わってしまうのでしょうか・・?
僕は今まさに最も変わっている最中だと思います。
神楽リレーでも、神楽とは?と言う質問で、若い団員さんが「伝統」と答えていますよね。
それが神楽団の意志としてあるなら、伝統を主として考えていくべきだと思います。
とにかく、お客さんも神楽のことを知らなさすぎだと思います。
知った気に言ってごめんなさい。
神楽団では、御幣の振りかた、回し方、は厳しく教わり、鬼にとっては御幣は恐怖です。
昔から神楽を見てますが、神楽ってものが変わってきてると思います。
客が大きな歓声を上げれば、そりゃ神楽団は嬉しいですよね。派手な舞い、派手な展開。客が騒げばそれでいい。って感じになってきてると神楽を見ていて思います。
そりゃあ正直「あっ!すごい!かっこええ!そりゃファンも増えるわ~。」とは思いますが、僕はあまり魅力は感じません。
昔は新舞いいなぁ~って思ってましたが、今は旧舞の「舞」そのものが大好きになりました。
「時代の流れ」で伝統は変わってしまうのでしょうか・・?
僕は今まさに最も変わっている最中だと思います。
神楽リレーでも、神楽とは?と言う質問で、若い団員さんが「伝統」と答えていますよね。
それが神楽団の意志としてあるなら、伝統を主として考えていくべきだと思います。
とにかく、お客さんも神楽のことを知らなさすぎだと思います。
知った気に言ってごめんなさい。
| あ | EMAIL | URL | 07/12/29 12:22 | LcpcgsUM |
神楽ファンさん、コメントありがとうございます。
前にも同じようなコメントをいただいたのですが、別に「失礼しました」ということはないと思います。
ちゃんとした意見ですから、失礼だとは感じません。
御幣を折るのが神楽での演出としてよいかどうか、という点をみなさんに考えていただければと思い、このような文章になりました。
ちなみに自分はその団体の神楽は好きですよ。
本当に神楽ファンの方ならおわかりいただけると思いますが、自分も考えに考えてこの記事を書いたつもりです。
不快に思う方もいると承知の上ですが、その方も含めて多くの方に「神楽とは何か」を考えていただきたかったということ、どうかご理解ください。
またコメントお願いします。
前にも同じようなコメントをいただいたのですが、別に「失礼しました」ということはないと思います。
ちゃんとした意見ですから、失礼だとは感じません。
御幣を折るのが神楽での演出としてよいかどうか、という点をみなさんに考えていただければと思い、このような文章になりました。
ちなみに自分はその団体の神楽は好きですよ。
本当に神楽ファンの方ならおわかりいただけると思いますが、自分も考えに考えてこの記事を書いたつもりです。
不快に思う方もいると承知の上ですが、その方も含めて多くの方に「神楽とは何か」を考えていただきたかったということ、どうかご理解ください。
またコメントお願いします。
| 特派員 | EMAIL | URL | 07/12/29 10:17 | BFfnvy1Y |
そんな弊をたたきつけるとか書いたらどこの神楽団かわかっちゃんじゃないんですか?? しかもこんなん正直批判に見えてしまいますよ(゚-゚) こんな多くの人たちが見ているサイトでこんなこと書いたらやばいんでは?影響をうけた人たちがその神楽団を見る目が変わってしまいますよ(~_~) その神楽団にもそれなりの演出をする思いなどがあるんだと思います!!それを知らずに……
もっと考えて記事を書いてくださいm(._.)m
大変失礼しました
もっと考えて記事を書いてくださいm(._.)m
大変失礼しました
| 神楽ファン | EMAIL | URL | 07/12/29 01:35 | MZc4TY.E |
ひさしさん、コメントありがとうございます。
読んで字の如く。
なかなか奥深いご意見ですね!
「よくぞ書いた」と言っていただけて、正直嬉しいですが、これで浮かれるつもりはなく、また気持ちを引き締める思いです。
またコメントお願いします。
読んで字の如く。
なかなか奥深いご意見ですね!
「よくぞ書いた」と言っていただけて、正直嬉しいですが、これで浮かれるつもりはなく、また気持ちを引き締める思いです。
またコメントお願いします。
| 特派員 | EMAIL | URL | 07/12/28 23:23 | BFfnvy1Y |
鬼が御幣をつかんで下に叩きつけ、さらにそれを折る
それは本当ですか??
まさにあっちゃあならんことです!!本当だったら神楽ではなくそれはたんなるショーですよ。 特派員さん良くぞ書かれましたね!!
神楽とは??読んで字のごとくです。
| ひさし | EMAIL | URL | 07/12/28 23:17 | ga0U8LoY |
ryoさん、コメントありがとうございます。
ズバリ、小難しい説明は神楽には不要です!
誰もが楽しめるのが広島の神楽のいいところですからね。
うんちくなどは、知っていればより楽しめる、ということにはなると思います。
今回は今年最後ということで、少し真面目に記事を書いてみたので、いろいろなご意見をいただけて嬉しいです。
ズバリ、小難しい説明は神楽には不要です!
誰もが楽しめるのが広島の神楽のいいところですからね。
うんちくなどは、知っていればより楽しめる、ということにはなると思います。
今回は今年最後ということで、少し真面目に記事を書いてみたので、いろいろなご意見をいただけて嬉しいです。
| 特派員 | EMAIL | URL | 07/12/28 22:34 | BFfnvy1Y |
神楽を見るのに、そんなに小難しい、うんちくが必要なの?楽しけりゃ良いと思いますが。
| ryo | EMAIL | URL | 07/12/28 22:28 | PggWw8jU |
ジェラードさん、来年もどうぞよろしくお願いします!
| 特派員 | EMAIL | URL | 07/12/28 21:10 | BFfnvy1Y |
言い忘れてましたが、今年一年お疲れ様でした<m(__)m>
また来年も特派員楽しみにしています!!
また来年も特派員楽しみにしています!!
| ジェラード | EMAIL | URL | 07/12/28 20:46 | bWcVnu1U |
御幣さん、こちらこそ、どうぞよろしくお願いします。
| 特派員 | EMAIL | URL | 07/12/28 19:22 | BFfnvy1Y |
こちらこそ失礼いたしました。
これからも楽しみにしております。。。
これからも楽しみにしております。。。
| 御幣 | EMAIL | URL | 07/12/28 19:07 | mLXQLu2M |
マキ○さん、コメントありがとうございます。
教えていただいて、ずいぶん経つにも関わらず、しっかりと覚えておられるんですね!
教えられた方も喜ばれることでしょう。
神楽と言うものは、本当に難しいものですね。
伝承ということの意味を、しっかりと考えなければなりません。
としさん、コメントありがとうございます。
自分の見間違いならいいのですが…。
嘘を言ってまで、記事を書こうとは思いませんから、信じていただくほかないです。
御幣さん、コメントありがとうございます。
どの団体か特定されるような表現はしていないつもりですが、それでもダメでしたでしょうか…。
勉強不足なのは承知の上ですから、勘違いなどありましたら、是非とも指摘していただければと思います。
たくさんの方に読んで頂けるからこそ、こういった記事でみなさんに考えていただければと思った次第です。
ちなみに、今回の記事は研究所事務局の許可を得て掲載しておりますこと、どうかご了承ください。
またコメントお願いします。
教えていただいて、ずいぶん経つにも関わらず、しっかりと覚えておられるんですね!
教えられた方も喜ばれることでしょう。
神楽と言うものは、本当に難しいものですね。
伝承ということの意味を、しっかりと考えなければなりません。
としさん、コメントありがとうございます。
自分の見間違いならいいのですが…。
嘘を言ってまで、記事を書こうとは思いませんから、信じていただくほかないです。
御幣さん、コメントありがとうございます。
どの団体か特定されるような表現はしていないつもりですが、それでもダメでしたでしょうか…。
勉強不足なのは承知の上ですから、勘違いなどありましたら、是非とも指摘していただければと思います。
たくさんの方に読んで頂けるからこそ、こういった記事でみなさんに考えていただければと思った次第です。
ちなみに、今回の記事は研究所事務局の許可を得て掲載しておりますこと、どうかご了承ください。
またコメントお願いします。
| 特派員 | EMAIL | URL | 07/12/28 18:48 | BFfnvy1Y |
ジェラードさん、コメントありがとうございます。
ファンの方からの意見ということでよろしいですかね?
御幣が大切にされていると思われていること、嬉しく思います。
課題は常にあるものでしょうね。
これから神楽がどうなっていくのか、しっかり見つめていきたいです。
榊凪さん、コメントありがとうございます。
自分もいろいろなルールがある…と感じていたのですが、あまり気にしすぎてもいけないのかもしれないですね。
榊もやはり御幣と同じくらい大事なものなんでしょうね。
蜘蛛さん、コメントありがとうございます。
やはり大事なものとして教えていただいたのですね。
基本はそうでしょうから、きっと何回も指導されたんでしょうね。
またコメントお願いします。
ファンの方からの意見ということでよろしいですかね?
御幣が大切にされていると思われていること、嬉しく思います。
課題は常にあるものでしょうね。
これから神楽がどうなっていくのか、しっかり見つめていきたいです。
榊凪さん、コメントありがとうございます。
自分もいろいろなルールがある…と感じていたのですが、あまり気にしすぎてもいけないのかもしれないですね。
榊もやはり御幣と同じくらい大事なものなんでしょうね。
蜘蛛さん、コメントありがとうございます。
やはり大事なものとして教えていただいたのですね。
基本はそうでしょうから、きっと何回も指導されたんでしょうね。
またコメントお願いします。
| 特派員 | EMAIL | URL | 07/12/28 18:28 | BFfnvy1Y |
特派員さんに一言・・・・
近頃少し勘違いされれているのではないでしょうか?非営利団体とはいえ、24万件を超すHITがあるサイトです。神楽うんちくも良いのですが、沢山の方に影響を与えるサイトだと認識されては如何でしょうか?
「鬼が御幣をつかんで下に叩きつけ、さらにそれを折る」・・・どこの神楽団か特定されるような言動は如何なものでしょうか?それにその神楽団に直接物申されたのでしょうか?
個人サイトならまだしも公共性のあるサイトです。少し考えられては如何でしょうか??
近頃少し勘違いされれているのではないでしょうか?非営利団体とはいえ、24万件を超すHITがあるサイトです。神楽うんちくも良いのですが、沢山の方に影響を与えるサイトだと認識されては如何でしょうか?
「鬼が御幣をつかんで下に叩きつけ、さらにそれを折る」・・・どこの神楽団か特定されるような言動は如何なものでしょうか?それにその神楽団に直接物申されたのでしょうか?
個人サイトならまだしも公共性のあるサイトです。少し考えられては如何でしょうか??
| 御幣 | EMAIL | URL | 07/12/28 17:13 | mLXQLu2M |
弊を折るなんてとこまでやったのは見たことないんですけど(-.-)ほんとにそんなんあるんですか?さすがにそこまでするところはいないんでは(-_-)/
弊はやっぱり大切ですね
弊はやっぱり大切ですね
| とし | EMAIL | URL | 07/12/28 13:43 | zu9D2WXg |
私も、御幣を折る場面を拝見したことがあります。
私も子供神楽をやらせていただいて、
その際に特派員さんと同じように教えて頂きました。
なのでかなりの衝撃でした。
御幣の扱い方や祓い方は厳しく教えていただいていたせいか、
何十年もたちますが、今でもはっきり覚えています。(^^;)
面白ければ何をしてもいい・・・それは神楽ではないような気も致します。
伝えていく上で、何かとても大切なものを伝えていないということなのでしょうか・・・
だとしたら、とても悲しいです。
私も子供神楽をやらせていただいて、
その際に特派員さんと同じように教えて頂きました。
なのでかなりの衝撃でした。
御幣の扱い方や祓い方は厳しく教えていただいていたせいか、
何十年もたちますが、今でもはっきり覚えています。(^^;)
面白ければ何をしてもいい・・・それは神楽ではないような気も致します。
伝えていく上で、何かとても大切なものを伝えていないということなのでしょうか・・・
だとしたら、とても悲しいです。
| マキ○ | EMAIL | URL | 07/12/28 10:07 | 87Jde9Xo |
はじめまして。いつも楽しみに見させていただいてます。
私も、地元の子供神楽に入って、神楽を舞っておりました。
入った1年目に、幣を扱う演目をやったんですが、その教えてもらっている方に、幣の振り方をいつも教えてもらっておりました。
「何故こんなに幣の動きを大切にするのですか」
と聞いてみますと、
「幣は神様のようなものだから、大切に扱わないといけない」
と教えられました。
なのでこの「鬼が御幣をつかんで折る」ということにとても驚きました。
失礼ですが、もう少し本来の神楽について考えて欲しいと思います
私も、地元の子供神楽に入って、神楽を舞っておりました。
入った1年目に、幣を扱う演目をやったんですが、その教えてもらっている方に、幣の振り方をいつも教えてもらっておりました。
「何故こんなに幣の動きを大切にするのですか」
と聞いてみますと、
「幣は神様のようなものだから、大切に扱わないといけない」
と教えられました。
なのでこの「鬼が御幣をつかんで折る」ということにとても驚きました。
失礼ですが、もう少し本来の神楽について考えて欲しいと思います
| 蜘蛛 | EMAIL | URL | 07/12/28 08:06 | mLXQLu2M |
その場面では鬼のほうが魔力が上回っていると考え居るのでしょうが、御幣は刀とならび神の命言えるでしょう
私もたいしたことは言えませんが、『幣立て』 扇子で下をすくう。拝むときは肩に差すなど様々な、ルールがあります。 そこは守ってほしいものです
それに 榊を右から振ってしまい 審判(競演)から非難されることもあるようですよ
私もたいしたことは言えませんが、『幣立て』 扇子で下をすくう。拝むときは肩に差すなど様々な、ルールがあります。 そこは守ってほしいものです
それに 榊を右から振ってしまい 審判(競演)から非難されることもあるようですよ
| 榊凪 | EMAIL | URL | 07/12/28 03:27 | 3ewNch1A |
僕も幣を折るという場面を見た事があります。
どう言った意味でかは分かりませんが、はっきり印象にあります。
確かに神楽団では御幣はとても大切にされていると思います。
少し生意気な事を言いますが、神楽にもまだいろいろな課題があると思います。
どう言った意味でかは分かりませんが、はっきり印象にあります。
確かに神楽団では御幣はとても大切にされていると思います。
少し生意気な事を言いますが、神楽にもまだいろいろな課題があると思います。
| ジェラード | EMAIL | URL | 07/12/27 23:32 | bWcVnu1U |
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