11月8日は、千代田運動公園総合体育館で優秀神楽発表大会が行われました。ほとんどの大会は審査員さんがおられ、神楽ファンは神楽を鑑賞するだけで終わってしまうことが多いのですが…、なんと、今回の大会の審査員はファンの皆さん!!一人ひとりの一票で王座が決まる、王座決定戦となっていました。それでは、報告です。
松原神楽団「塵倫」
神の舞いでは、ゆったりと落ち着いた舞いの中にもさらに緩やかに舞う場面があり、ひとつひとつ噛み締めながらじっくりと味わえる舞いでした。また、塵倫の舞では、高空を飛ぶというよりも、体を低くし低空を飛ぶという感じ。また、頭の角度を変えて下から覗き込むような姿勢は、いつもとは違う雰囲気の恐ろしさを漂わせていました。
白谷神楽社中「大江山」
こちらの演目は、いつも見慣れている大江山とは一味違い、頼光等が岩屋に出向けば、次々に出てくるのは5人の鬼たち。舞台いっぱいにまで溢れ、迫力満点です!!そして、本当の山伏か!?頼光ではないか!?と疑われる所は、疑い続ける酒呑童子に「疑うならば、打ちのめされよ。」と自らの身を捧げる場面があり、新鮮な感覚で楽しむことができました。
大塚神楽団「土蜘蛛」
この演目は、やはり土蜘蛛の精魂に目を奪われたのではないでしょうか。怪しげな口上、そして、いつの間にか鬼に変わってしまうさま。観ているこちらは釘付けにされてしまいます。また、土蜘蛛が手傷を負い逃げる場面でも、蜘蛛が上空高く打ち上げられ、枝垂れるように落ちてくる様子にも魅せられ、会場からは歓喜する声が出ていました。
琴庄神楽団「山姥」
やはり着目してしまうのは親と子の別れの場面。抱きあいながらお互いの名前を呼び合う様子はひしひしと名残惜しさが伝わってきました。また、母が去って行く場面は、しんしんと響く楽の音色でさらに気持ちが高ぶられていきます。そして最後まで母を見送る怪童丸の姿が、なんとも切なく目頭がジーンと熱くなってしまいますね。
三谷神楽団「矢旗」
こちらの舞は、鬼の舞がとても印象に残りました。手首のスナップを利かせ相対な舞など、息がピッタリと揃っており、とても綺麗でした。観ているこちらは、どちらかが鏡ではないかと疑ってしまいそうなぐらいです。また、立ち合いでは、大きく伸び一旦しゃがみ、そしてもう一度大きく伸び襲い掛かる様子。そして、じだんだを踏むなど特徴のある舞で、一度観るとなかなか忘れられません。
原田神楽団「天の岩戸」
この演目は、最後にすべてが一つになって盛り上がるように思います。岩戸を開けようと楽と舞手、両者の壮大なエネルギーが感じ取れ、次々に展開していく様子にどんどん引きずり込まれていきます。また、鈿女命の滑らかさと手力男命の力強い舞が綺麗に溶け込み合い、さらに弾むような楽に他の神様もノリノリ♪観ているこちらまで自然と体が動いてしまいますね。
さて、みなさんそれぞれの思いで№1を決め、その一票を投票されましたか?しかし、どの神楽団さんも皆良くて、どれにしよう?と悩んでしまいますよね。また、この日は朝からどんよりとした空で、時折雨が降るなどパッとしない天気でした。しかし、熱~い神楽を観賞できたで、心は晴れ晴れとした気持ちになれました。次回は、空もカラリと晴れた大会になれるといいですね!
松原神楽団「塵倫」
神の舞いでは、ゆったりと落ち着いた舞いの中にもさらに緩やかに舞う場面があり、ひとつひとつ噛み締めながらじっくりと味わえる舞いでした。また、塵倫の舞では、高空を飛ぶというよりも、体を低くし低空を飛ぶという感じ。また、頭の角度を変えて下から覗き込むような姿勢は、いつもとは違う雰囲気の恐ろしさを漂わせていました。
白谷神楽社中「大江山」
こちらの演目は、いつも見慣れている大江山とは一味違い、頼光等が岩屋に出向けば、次々に出てくるのは5人の鬼たち。舞台いっぱいにまで溢れ、迫力満点です!!そして、本当の山伏か!?頼光ではないか!?と疑われる所は、疑い続ける酒呑童子に「疑うならば、打ちのめされよ。」と自らの身を捧げる場面があり、新鮮な感覚で楽しむことができました。
大塚神楽団「土蜘蛛」
この演目は、やはり土蜘蛛の精魂に目を奪われたのではないでしょうか。怪しげな口上、そして、いつの間にか鬼に変わってしまうさま。観ているこちらは釘付けにされてしまいます。また、土蜘蛛が手傷を負い逃げる場面でも、蜘蛛が上空高く打ち上げられ、枝垂れるように落ちてくる様子にも魅せられ、会場からは歓喜する声が出ていました。
琴庄神楽団「山姥」
やはり着目してしまうのは親と子の別れの場面。抱きあいながらお互いの名前を呼び合う様子はひしひしと名残惜しさが伝わってきました。また、母が去って行く場面は、しんしんと響く楽の音色でさらに気持ちが高ぶられていきます。そして最後まで母を見送る怪童丸の姿が、なんとも切なく目頭がジーンと熱くなってしまいますね。
三谷神楽団「矢旗」
こちらの舞は、鬼の舞がとても印象に残りました。手首のスナップを利かせ相対な舞など、息がピッタリと揃っており、とても綺麗でした。観ているこちらは、どちらかが鏡ではないかと疑ってしまいそうなぐらいです。また、立ち合いでは、大きく伸び一旦しゃがみ、そしてもう一度大きく伸び襲い掛かる様子。そして、じだんだを踏むなど特徴のある舞で、一度観るとなかなか忘れられません。
原田神楽団「天の岩戸」
この演目は、最後にすべてが一つになって盛り上がるように思います。岩戸を開けようと楽と舞手、両者の壮大なエネルギーが感じ取れ、次々に展開していく様子にどんどん引きずり込まれていきます。また、鈿女命の滑らかさと手力男命の力強い舞が綺麗に溶け込み合い、さらに弾むような楽に他の神様もノリノリ♪観ているこちらまで自然と体が動いてしまいますね。
さて、みなさんそれぞれの思いで№1を決め、その一票を投票されましたか?しかし、どの神楽団さんも皆良くて、どれにしよう?と悩んでしまいますよね。また、この日は朝からどんよりとした空で、時折雨が降るなどパッとしない天気でした。しかし、熱~い神楽を観賞できたで、心は晴れ晴れとした気持ちになれました。次回は、空もカラリと晴れた大会になれるといいですね!
2008,11,10 Mon 21:10
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