「風よー!!光よー!!忍法、獅子変化!!!」
な~んて、70年代子供達の間でヒットした『快傑ライオン丸』というヒーロー番組がありますが、劇中では主人公獅子丸が師匠の形見として授かった「金砂地」という剣が神聖な存在として登場しました。変身も勿論、太刀の力を用いた変身なんですよね。かっこいい!!凄くかっこいい!!
と、そんなところで本題に入りますが、1月20日(日)に千代田開発センターで、お馴染み「広島・島根交流神楽 月一の舞い」がありました。
今回のテーマは「神楽ー名刀伝説ー」です。そんなことは1行目で察したって?そんなあなた、きっとお話が合うかもしれません。
それでは報告に入ります!まず、始めは山王神楽団「八岐大蛇」。
今年は、巳年ということで(退治されることには目を閉じて)新年一発目にとても縁起が良いですね!
いきなり獰猛な大蛇登場!娘さんの赤い帯を引きちぎるシーンは忘れられません。
場面変わって、えっさ、こらさ、なお婆ちゃんとお爺ちゃんの登場で会場にどよめきが起きます。
でもこのお婆ちゃん、実はとてもアクロバティックで芸達者なのです・・(笑)大いに笑わせていただきました。
しかし、大蛇を退治する代わりに娘を須左之男命にやる別れの場面では泣かせられます。
~母と娘の別れのときに鳴く蟲は、母ぞ恋しとすだきおるかな~
手拭いから水が滴るほどの涙、涙・・(笑)
そしていよいよ八頭の大蛇登場。凄い迫力でした。まさに「今年はわしらの年じゃけえ~!!」と叫んでいそうな勢いでした!
そうそう、大切なことを忘れていました!
この「八岐大蛇」で登場する剣は「天叢雲剣」です。須佐之男命が十束剣で大蛇をズタズタに引き裂いた時、その尾から一本の剣「天叢雲剣」が登場する、という訳ですね。
続いて周布青少年保存会「新日本武尊」。まず兄ぎしと弟ぎし登場、息のあった舞です。本当のご兄弟だったんですね。
賊首神も登場しお三方で、今日こそは勝って良い年にしようじゃないかと楽しそうにお話していました(笑)
しばらくして、いよいよ八方より火をかけるたいまつを持って自称16歳日本武尊と吉備武彦に立ち向かっていきます。って!!!、いつの間にか賊目線で書いてしまっている自分が(笑)
・・いや、でもそれも神楽の一つの楽しみ方ですよね。悪として描かれる者の目線から見てみる、これって非常に大切なんじゃないでしょうか。そうしたら「正義」もまた変わってくるんです。
さて、この演目で登場する剣は先程も登場した「天叢雲剣」。八方より火をかけられた時に日本武尊はこの剣で草を薙ぎ払い命拾いしたことからその時に名を「草薙剣」と変えます。
ちなみになぜ演目に「新」が付いているのかというと普通は最後は出てこない「賊首神」が最後に闘いに登場するからだそうです。
幕の出入りを生かした非常に迫力のある立ち回りを見せて下さいました。
続いて東山神楽団「土蜘蛛」。
土蜘蛛に登場する剣はその名も「蜘蛛切丸」です!
重い病になった源頼光は、侍女胡蝶に化けた土蜘蛛の精魂に、典薬頭より授かった薬と偽って毒薬を飲まされますが、その正体を見破り、名刀「膝丸」で深傷を負わせます。この時に頼光はこの刀を「蜘蛛切丸」と改め四天王に授け土蜘蛛の退治を命じるのです。
卜部季武と坂田金時は残された血痕をたどって住処を突き止めるのですが、この深傷を負わせるシーンでの血痕というか血飛沫を表現した赤色の蜘蛛の使い方が凄くいいなーと思いました!
いよいよ季武と金時、妖術に悩まされながらも土蜘蛛と戦います!
ようやく成敗し、喜びの舞に・・・と思いきや!何やら幕が揺れてます。ブルブル・・これは奴が・・奴が・・キター!!!(織田裕二さん今が出番ですよ(笑)!)
さすが、千年も万年も生きながらえて簡単にはやられちゃるもんかと言わんばかりの盛大な再登場、会場も盛り上がります。
最後は中川戸神楽団「紅葉狩」。
中川戸さんの紅葉狩は独自の調査によって作られていてちょっと変わっています!
中納言平維茂らは信州は戸隠山で悪事を働く鬼女達を成敗するため宴を開いてそこに誘いこみます。
しかし、それを見破った鬼女達の妖術に悪戦苦闘します。
そこで、鬼女達の妖術に対抗すべく、北向観音で「降魔の剣」を手に入れた一行は再び激しい合戦の末、見事鬼女達を退治します!!
降魔の剣、神秘的でしたね!御札が燃えてパカッと開いてそこから登場!カッコいいー!
いやあ、今回は「名刀」に注目・意識して神楽を見てみるということで、大変面白かったです。
次回の月一の舞いは「2月10日(日)」ですよ~!是非足をお運び下さいませ。それでは、新人特派員の(吉井利佳)でした!つたない文章に最後までお付き合い有り難うございました!ペコッ
な~んて、70年代子供達の間でヒットした『快傑ライオン丸』というヒーロー番組がありますが、劇中では主人公獅子丸が師匠の形見として授かった「金砂地」という剣が神聖な存在として登場しました。変身も勿論、太刀の力を用いた変身なんですよね。かっこいい!!凄くかっこいい!!
と、そんなところで本題に入りますが、1月20日(日)に千代田開発センターで、お馴染み「広島・島根交流神楽 月一の舞い」がありました。
今回のテーマは「神楽ー名刀伝説ー」です。そんなことは1行目で察したって?そんなあなた、きっとお話が合うかもしれません。
それでは報告に入ります!まず、始めは山王神楽団「八岐大蛇」。
今年は、巳年ということで(退治されることには目を閉じて)新年一発目にとても縁起が良いですね!
いきなり獰猛な大蛇登場!娘さんの赤い帯を引きちぎるシーンは忘れられません。
場面変わって、えっさ、こらさ、なお婆ちゃんとお爺ちゃんの登場で会場にどよめきが起きます。
でもこのお婆ちゃん、実はとてもアクロバティックで芸達者なのです・・(笑)大いに笑わせていただきました。
しかし、大蛇を退治する代わりに娘を須左之男命にやる別れの場面では泣かせられます。
~母と娘の別れのときに鳴く蟲は、母ぞ恋しとすだきおるかな~
手拭いから水が滴るほどの涙、涙・・(笑)
そしていよいよ八頭の大蛇登場。凄い迫力でした。まさに「今年はわしらの年じゃけえ~!!」と叫んでいそうな勢いでした!
そうそう、大切なことを忘れていました!
この「八岐大蛇」で登場する剣は「天叢雲剣」です。須佐之男命が十束剣で大蛇をズタズタに引き裂いた時、その尾から一本の剣「天叢雲剣」が登場する、という訳ですね。
続いて周布青少年保存会「新日本武尊」。まず兄ぎしと弟ぎし登場、息のあった舞です。本当のご兄弟だったんですね。
賊首神も登場しお三方で、今日こそは勝って良い年にしようじゃないかと楽しそうにお話していました(笑)
しばらくして、いよいよ八方より火をかけるたいまつを持って自称16歳日本武尊と吉備武彦に立ち向かっていきます。って!!!、いつの間にか賊目線で書いてしまっている自分が(笑)
・・いや、でもそれも神楽の一つの楽しみ方ですよね。悪として描かれる者の目線から見てみる、これって非常に大切なんじゃないでしょうか。そうしたら「正義」もまた変わってくるんです。
さて、この演目で登場する剣は先程も登場した「天叢雲剣」。八方より火をかけられた時に日本武尊はこの剣で草を薙ぎ払い命拾いしたことからその時に名を「草薙剣」と変えます。
ちなみになぜ演目に「新」が付いているのかというと普通は最後は出てこない「賊首神」が最後に闘いに登場するからだそうです。
幕の出入りを生かした非常に迫力のある立ち回りを見せて下さいました。
続いて東山神楽団「土蜘蛛」。
土蜘蛛に登場する剣はその名も「蜘蛛切丸」です!
重い病になった源頼光は、侍女胡蝶に化けた土蜘蛛の精魂に、典薬頭より授かった薬と偽って毒薬を飲まされますが、その正体を見破り、名刀「膝丸」で深傷を負わせます。この時に頼光はこの刀を「蜘蛛切丸」と改め四天王に授け土蜘蛛の退治を命じるのです。
卜部季武と坂田金時は残された血痕をたどって住処を突き止めるのですが、この深傷を負わせるシーンでの血痕というか血飛沫を表現した赤色の蜘蛛の使い方が凄くいいなーと思いました!
いよいよ季武と金時、妖術に悩まされながらも土蜘蛛と戦います!
ようやく成敗し、喜びの舞に・・・と思いきや!何やら幕が揺れてます。ブルブル・・これは奴が・・奴が・・キター!!!(織田裕二さん今が出番ですよ(笑)!)
さすが、千年も万年も生きながらえて簡単にはやられちゃるもんかと言わんばかりの盛大な再登場、会場も盛り上がります。
最後は中川戸神楽団「紅葉狩」。
中川戸さんの紅葉狩は独自の調査によって作られていてちょっと変わっています!
中納言平維茂らは信州は戸隠山で悪事を働く鬼女達を成敗するため宴を開いてそこに誘いこみます。
しかし、それを見破った鬼女達の妖術に悪戦苦闘します。
そこで、鬼女達の妖術に対抗すべく、北向観音で「降魔の剣」を手に入れた一行は再び激しい合戦の末、見事鬼女達を退治します!!
降魔の剣、神秘的でしたね!御札が燃えてパカッと開いてそこから登場!カッコいいー!
いやあ、今回は「名刀」に注目・意識して神楽を見てみるということで、大変面白かったです。
次回の月一の舞いは「2月10日(日)」ですよ~!是非足をお運び下さいませ。それでは、新人特派員の(吉井利佳)でした!つたない文章に最後までお付き合い有り難うございました!ペコッ
2013,02,03 Sun 23:48
コメント
今回の新人特派員さんの記事とても楽しく読ませていただきました。
ユーモアと臨場感あふれる内容で、まるで実際に観たような気持ちになりました。
この記事を読ませていただいて次はぜひライブで観たくなったので、来月の月一の舞いにおじゃましたいと思います。
新人特派員さんにおかれましては、次回以降のレポートも期待しています! がんばってくださいねー。
ユーモアと臨場感あふれる内容で、まるで実際に観たような気持ちになりました。
この記事を読ませていただいて次はぜひライブで観たくなったので、来月の月一の舞いにおじゃましたいと思います。
新人特派員さんにおかれましては、次回以降のレポートも期待しています! がんばってくださいねー。
| 通りすがり | EMAIL | URL | 13/02/10 23:06 | fnj95GDE |
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