2006年、秋。いよいよ神楽シーズンの始まりです。9月2日、北広島町のおおあさ鳴滝露天温泉で、毎年恒例の神楽大会が行われました。「競演」から「共演」に変わって今年で2回目。プログラムを見ると、島根県の団体が多いのが目に付きました。14演目中、島根県の団体が5演目。ということで、今回はこの島根県の演目を中心にお伝えしようと思います。
まずは大都神楽団の「御座舞」。こういった儀式舞は、ベテランの方が舞うイメージが強いと思いますが、この舞は若い方が舞っていらっしゃるのが印象的でした。石見神楽の「御座舞」は、7年あるいは4年に1回行われる大元神楽で主に舞われる希少な舞、ということですが、そのの伝統が若い人によってしっかりと受け継がれているようで、嬉しく思いました。「御座舞」といえば、ござの上を飛ぶ曲芸的な舞い方ですが、舞人がござの上を飛ぶと、会場から拍手が沸き起こりました。
雪田神楽団の「安珍清姫」も、あまり見ることのできない貴重な神楽です。安珍という美男の修験者が、自分にしつこくつきまとう清姫をだまして逃げてしまいます。そのため清姫が大蛇に化けて、釣鐘の中に隠れた安珍を火炎で焼き殺してしまう、という物語です。島根県の神楽団ですが、舞い方や奏楽は広島県の新舞と言った感じでした。
そして、前もってオススメした演目、北広島町筏津神楽団の「塵倫」。加計筋の「塵倫」は鬼が一人ですが、大朝を中心とした地域では、鬼が三人出るのが普通です。また、筏津さんは「塵倫は女の鬼」という事を着物の様な衣装で表現されているようです。それと大鬼の、空を飛ぶ演技や矢が刺さって苦しむ演技が素晴らしかったです。鬼が苦しんだ果てに床に倒れる場面もあり、会場を沸かせました。
今回は前半にあった三演目をピックアップしてレポートしました。次回は後半の演目からお届けします。お楽しみに!
まずは大都神楽団の「御座舞」。こういった儀式舞は、ベテランの方が舞うイメージが強いと思いますが、この舞は若い方が舞っていらっしゃるのが印象的でした。石見神楽の「御座舞」は、7年あるいは4年に1回行われる大元神楽で主に舞われる希少な舞、ということですが、そのの伝統が若い人によってしっかりと受け継がれているようで、嬉しく思いました。「御座舞」といえば、ござの上を飛ぶ曲芸的な舞い方ですが、舞人がござの上を飛ぶと、会場から拍手が沸き起こりました。
雪田神楽団の「安珍清姫」も、あまり見ることのできない貴重な神楽です。安珍という美男の修験者が、自分にしつこくつきまとう清姫をだまして逃げてしまいます。そのため清姫が大蛇に化けて、釣鐘の中に隠れた安珍を火炎で焼き殺してしまう、という物語です。島根県の神楽団ですが、舞い方や奏楽は広島県の新舞と言った感じでした。
そして、前もってオススメした演目、北広島町筏津神楽団の「塵倫」。加計筋の「塵倫」は鬼が一人ですが、大朝を中心とした地域では、鬼が三人出るのが普通です。また、筏津さんは「塵倫は女の鬼」という事を着物の様な衣装で表現されているようです。それと大鬼の、空を飛ぶ演技や矢が刺さって苦しむ演技が素晴らしかったです。鬼が苦しんだ果てに床に倒れる場面もあり、会場を沸かせました。
今回は前半にあった三演目をピックアップしてレポートしました。次回は後半の演目からお届けします。お楽しみに!
2006,09,03 Sun 09:31
コメント
サッチモさん、コメントありがとうございます。
ボクも鳴滝の会場は好きです☆
去年はいろいろ遊舞ってコトで、笑える演目がけっこうありましたよね。
自分はカメラが揺れないように必死で笑いをこらえながら撮影してたのを思い出しました(笑)
今回は時間がなく、三次にも行かないといけなかったんで、少し短めにさせていただきました。
後半はもう少しボリュームアップしたいと思います。
またコメントお願いします!
ボクも鳴滝の会場は好きです☆
去年はいろいろ遊舞ってコトで、笑える演目がけっこうありましたよね。
自分はカメラが揺れないように必死で笑いをこらえながら撮影してたのを思い出しました(笑)
今回は時間がなく、三次にも行かないといけなかったんで、少し短めにさせていただきました。
後半はもう少しボリュームアップしたいと思います。
またコメントお願いします!
| 特派員 | EMAIL | URL | 06/09/03 21:56 | BFfnvy1Y |
鳴滝温泉の会場は雰囲気がいいですよね。好きな会場の一つです。記事を読んで去年ビールを飲みながら鑑賞したのを思い出しました。
去年は上河内さんの「大蛇」の子蛇(オロチヘッドだけ)の登場に大変笑わせてもらいました。
去年は上河内さんの「大蛇」の子蛇(オロチヘッドだけ)の登場に大変笑わせてもらいました。
| サッチモ | EMAIL | URL | 06/09/03 11:25 | NOAzCSbg |
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