12月17日に広島市の郵便貯金ホールで行われた「RCC神楽スペシャル」。今回は前半部分の特派員報告をご紹介します。
まずはじめは石見神楽亀山社中の「神楽」。文字通り「神楽」なんですが、これは儀式舞の一つであり、「神降し」や「潮祓」と同じような意味合いの舞です。舞人は鈴と扇子を持ち、四方を拝んで鈴を鳴らすことによって、神様を迎える準備をするのです。
次はこの神楽スペシャルの第1回のテーマより、三谷神楽団の「大江山」。酒呑童子の見事な演技、口上には客席から大きな拍手の連続。立ち合いではテンポの速い舞と奏楽で、まさに息をもつかせぬ激しさ。本当に素晴らしい神楽だと思います。
次は第2回のテーマより、原田神楽団の「紅葉狩」。これをご覧になった方は、おそらく舞よりも奏楽のほうを見る時間のほうが長かったのではないしょうか(笑)。そう、あの手打ち鐘を叩かれた方です。本当に名人芸と言ってもいいくらいで、おもわずそちらに夢中になってしまいますよね。
再び登場の亀山社中による「黒塚」。法印さん、剛力さん、悪狐、そして里人。このみなさんの絶妙かつ息の合ったやり取りも目が離せませんね。小道具あり、小ネタありで、お客さんも神楽を見てるというより、漫才を見てるようではなかったでしょうか(笑)
以上が前半の4演目です。儀式舞に加えて、第1回「大江山への道」と第2回「平安の悲劇」をテーマにした演目でした。後半は、いよいよ本題の「悲劇の英雄 ヤマトタケル伝説」をご紹介します。
この記事が面白い・勉強になったと思われたら迷わずクリック
2006,12,17 Sun 23:24
コメント
コメントする
この記事のトラックバックURL
http://www.npo-hiroshima.jp/blogn/tb.php/74
トラックバック