戸河内の大会の次の日ということで、「眠た~い」とあくびを連発しながら開発センターへ。この神楽公演では、旧4町(大朝・芸北・豊平・千代田)からそれぞれ神楽団を招いてのもので、なかなか見る機会のない演目もあったりしました。上演したのは、旧豊平町から今吉田神楽団、旧千代田町から山王神楽団、旧芸北町から長尾組神楽団、旧大朝町から筏津神楽団の4団体。
最初は今吉田神楽団の「壇の浦」。壇の浦で滅亡した平一族。その合戦で水死した平知盛の霊魂が亡霊となり、源義経一行に襲い掛かる、というこの演目は、同じ旧豊平町の琴庄神楽団さんも「源九郎義経」という題名で舞われています。この神楽の見どころは、亡霊となった知盛で、面を見るといかにも怨念が込められているような、恐ろしい面になっています。
次は山王神楽団の「八岐大蛇」。6頭の大蛇がステージ狭しと暴れまわる姿には圧倒されました。さらにスサノオと大蛇の立ち合いも、演じる人の息がピッタリで実に緊迫感のあるものでした。そして、今回も手名椎おばあさんがしっかりとネタを披露して、笑わせてくれましたよ~!
続いて長尾組神楽団の「鬼返し」。きがえしと読み、広島県内でこの演目を舞える団は少なく、どちらかというと石見神楽でよく見る演目です。武御雷鳴(たけみかづち)の命が、海外から攻めてきた鬼と戦うというストーリーで、いかにも旧舞といったかんじですが、興味深いのは、戦いに敗れた鬼が退治されるのではなく、命乞いをして改心した鬼が神と一緒に喜びの舞を舞うところです。まだ見たことのない人は、ぜひ見てみてください。
最後は筏津神楽団の「羅生門」。この筏津神楽団さんは旧舞と新舞、どちらも伝承されているのですが、調子や舞い方に非常に独特な雰囲気があります。それと舞ももちろんなのですが、演技が特に素晴らしいと思いました。腕を切り取られて痛がる茨木童子、腕を取り返して喜ぶ酒呑童子の化身、力強さを感じさせる渡辺綱など、見ていて神楽の中の世界に引き込まれるような感じになります。
以上4演目、なんだかマニアチックな内容でしたが、普段見られないような演目もあってとても勉強になりました。神楽が終わって、スタッフのみなさんと後片付けをして終了!みなさん、お疲れ様でした!
最初は今吉田神楽団の「壇の浦」。壇の浦で滅亡した平一族。その合戦で水死した平知盛の霊魂が亡霊となり、源義経一行に襲い掛かる、というこの演目は、同じ旧豊平町の琴庄神楽団さんも「源九郎義経」という題名で舞われています。この神楽の見どころは、亡霊となった知盛で、面を見るといかにも怨念が込められているような、恐ろしい面になっています。
次は山王神楽団の「八岐大蛇」。6頭の大蛇がステージ狭しと暴れまわる姿には圧倒されました。さらにスサノオと大蛇の立ち合いも、演じる人の息がピッタリで実に緊迫感のあるものでした。そして、今回も手名椎おばあさんがしっかりとネタを披露して、笑わせてくれましたよ~!
続いて長尾組神楽団の「鬼返し」。きがえしと読み、広島県内でこの演目を舞える団は少なく、どちらかというと石見神楽でよく見る演目です。武御雷鳴(たけみかづち)の命が、海外から攻めてきた鬼と戦うというストーリーで、いかにも旧舞といったかんじですが、興味深いのは、戦いに敗れた鬼が退治されるのではなく、命乞いをして改心した鬼が神と一緒に喜びの舞を舞うところです。まだ見たことのない人は、ぜひ見てみてください。
最後は筏津神楽団の「羅生門」。この筏津神楽団さんは旧舞と新舞、どちらも伝承されているのですが、調子や舞い方に非常に独特な雰囲気があります。それと舞ももちろんなのですが、演技が特に素晴らしいと思いました。腕を切り取られて痛がる茨木童子、腕を取り返して喜ぶ酒呑童子の化身、力強さを感じさせる渡辺綱など、見ていて神楽の中の世界に引き込まれるような感じになります。
以上4演目、なんだかマニアチックな内容でしたが、普段見られないような演目もあってとても勉強になりました。神楽が終わって、スタッフのみなさんと後片付けをして終了!みなさん、お疲れ様でした!
2006,06,06 Tue 20:41
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