今週の日曜日は広島市のALSOKホールで「RCC神楽スペシャル 魔境の鬼伝説」が行われます。伝説の山々を舞台にして繰り広げられる、人と鬼の戦い。六つの演目でそれぞれの伝説が語られます。いずれにしても「山」が舞台となるため、同じような展開にはなると思いますが、その中での違いをしっかり見比べると面白いと思います。
例えば中川戸神楽団さんが上演される「青葉の笛」。さてこの演目はどういう山が舞台となるか、すぐに思い浮かぶ方いらっしゃいますか?? 答えは「荒倉山(あらくらやま)」で、「紅葉狩」でお馴染み信州信濃国、戸隠山の南方約5キロのあたりにあります。他にも登場する神、鬼はどういう名前でどういうキャラクターなのか、上演前にパンフレットなどでしっかり予習しておきたいところ。それらの役を舞手さんがどう表現しているか、その辺りもじっくり見てください!
また、悪役として退治されてしまう「鬼」たちの物語、はかなさなども感じとってみると、違った見方ができるかもしれません。
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例えば中川戸神楽団さんが上演される「青葉の笛」。さてこの演目はどういう山が舞台となるか、すぐに思い浮かぶ方いらっしゃいますか?? 答えは「荒倉山(あらくらやま)」で、「紅葉狩」でお馴染み信州信濃国、戸隠山の南方約5キロのあたりにあります。他にも登場する神、鬼はどういう名前でどういうキャラクターなのか、上演前にパンフレットなどでしっかり予習しておきたいところ。それらの役を舞手さんがどう表現しているか、その辺りもじっくり見てください!
また、悪役として退治されてしまう「鬼」たちの物語、はかなさなども感じとってみると、違った見方ができるかもしれません。
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2009,07,09 Thu 18:19
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6月7日は千代田開発センターで「月一の舞」が行われました。今回の月一は壬生の花田植と無形文化財合同まつりの協賛公演として開催され、いつもより県外のお客様も多くおられたようです。中には遠くアメリカはニューヨークから来られた方もいらっしゃったとか…。それでは上演された四演目のご紹介です。
山王神楽団「鈴鹿山」。鎮守府将軍、坂上田村麻呂が鈴鹿山の鬼神を征伐する物語です。始まってすぐ、勢いよく正面の幕が開き、まずは悪役である鈴鹿山の鬼神たちが登場。面をつけた鬼が二匹、長い髪を振り乱した手下が二人の計四人です。詳しいファンの方なら、この後、手下が田村麻呂の味方になって一緒に鬼神征伐へ…という展開をご存知かと思いますが、手下が二人登場したのは珍しいのではないでしょうか。里に降りて悪事を働いているところに田村麻呂が現れて戦いとなります。飛んだり跳ねたり、中盤にも関わらず激しい立ち回りに圧倒されました。
長尾組神楽団「天神」は、山県舞の良さを十分堪能できた上演でした。神の舞は淡々と進んでいく感じですが、決して雑ではなく、熟練の舞手さんによってどんどん神楽の世界に引き込まれるようでした!悪役である藤原時平が登場する場面は、大きく幕が揺らされ、ドライアイスの演出も効果抜群。初めは嘘をついて身分を偽る時平ですが、最後には正体を現してついに合戦が始まります。ここの言葉は少し難しいのですが、段々と盛り上がるような感じで、クライマックスに向けて興奮が高まる、非常に面白い場面だと思います。見ているこちらまでしんどくなりそうな合戦、最初から最後まで一度も休むことなく舞い続けられた、主役の菅原道真さんに大きな声援が送られました。
西宗神楽団「桃太郎伝説」。初めてご覧になった方には、面の早変わりが印象的だったのではないでしょうか。一瞬のうちに鬼から人へ、人から鬼へ。そんな見せ場がたくさんありましたね。そして見た目で分かる変化だけでなく、舞い方や細かい動き、そして声やしゃべり方までも、舞手さんのこだわりによって役が表現されていたように思います。そして画像をご覧になってもわかるように、登場した三匹の鬼たちの顔はいかにも怖そうな悪役の面構え。それでも五十狭芹彦(いさせりひこ)によってみな成敗されます。最後に残った吉備冠者(きびのかじゃ)は自分の名前を献上します。その最後の場面、面は変わりませんが、その声や仕草によって怖そうな鬼が弱弱しく見えたり、あるいは少しかわいそうにすら思えました。
最後は山王神楽団「八岐大蛇」。七人目の姫が呑み取られる場面からスタート。二匹の大蛇によって成す術もなく餌食にされてしまう姫。大きな身体を揺らしながら、容赦なく襲い掛かる大蛇は迫力満点。序盤の見せ場が終わると、須佐之男命の舞、そしてコミカルなおばあさんの活躍でいったん会場も和やかムードに。それにしても本当に元気一杯の手名椎おばあさんでしたねぇ~!さすがに大蛇にはかなわないようでしたが…。再び大蛇の登場、お客さんの期待や興奮が伝わってきましたね。そして大蛇の猛攻撃に耐えながらバッサリバッサリと切り倒していく須佐之男命。見応えある上演だったと思います。
上演後は恒例の撮影会、今回はもちろん大蛇たちとの記念撮影。さすがの大人気で、ステージは団員さんとお客さんが一緒になって盛り上がっていました。次回の月一の舞は7月26日です。どうぞみなさんお越しください!
山王神楽団「鈴鹿山」。鎮守府将軍、坂上田村麻呂が鈴鹿山の鬼神を征伐する物語です。始まってすぐ、勢いよく正面の幕が開き、まずは悪役である鈴鹿山の鬼神たちが登場。面をつけた鬼が二匹、長い髪を振り乱した手下が二人の計四人です。詳しいファンの方なら、この後、手下が田村麻呂の味方になって一緒に鬼神征伐へ…という展開をご存知かと思いますが、手下が二人登場したのは珍しいのではないでしょうか。里に降りて悪事を働いているところに田村麻呂が現れて戦いとなります。飛んだり跳ねたり、中盤にも関わらず激しい立ち回りに圧倒されました。
長尾組神楽団「天神」は、山県舞の良さを十分堪能できた上演でした。神の舞は淡々と進んでいく感じですが、決して雑ではなく、熟練の舞手さんによってどんどん神楽の世界に引き込まれるようでした!悪役である藤原時平が登場する場面は、大きく幕が揺らされ、ドライアイスの演出も効果抜群。初めは嘘をついて身分を偽る時平ですが、最後には正体を現してついに合戦が始まります。ここの言葉は少し難しいのですが、段々と盛り上がるような感じで、クライマックスに向けて興奮が高まる、非常に面白い場面だと思います。見ているこちらまでしんどくなりそうな合戦、最初から最後まで一度も休むことなく舞い続けられた、主役の菅原道真さんに大きな声援が送られました。
西宗神楽団「桃太郎伝説」。初めてご覧になった方には、面の早変わりが印象的だったのではないでしょうか。一瞬のうちに鬼から人へ、人から鬼へ。そんな見せ場がたくさんありましたね。そして見た目で分かる変化だけでなく、舞い方や細かい動き、そして声やしゃべり方までも、舞手さんのこだわりによって役が表現されていたように思います。そして画像をご覧になってもわかるように、登場した三匹の鬼たちの顔はいかにも怖そうな悪役の面構え。それでも五十狭芹彦(いさせりひこ)によってみな成敗されます。最後に残った吉備冠者(きびのかじゃ)は自分の名前を献上します。その最後の場面、面は変わりませんが、その声や仕草によって怖そうな鬼が弱弱しく見えたり、あるいは少しかわいそうにすら思えました。
最後は山王神楽団「八岐大蛇」。七人目の姫が呑み取られる場面からスタート。二匹の大蛇によって成す術もなく餌食にされてしまう姫。大きな身体を揺らしながら、容赦なく襲い掛かる大蛇は迫力満点。序盤の見せ場が終わると、須佐之男命の舞、そしてコミカルなおばあさんの活躍でいったん会場も和やかムードに。それにしても本当に元気一杯の手名椎おばあさんでしたねぇ~!さすがに大蛇にはかなわないようでしたが…。再び大蛇の登場、お客さんの期待や興奮が伝わってきましたね。そして大蛇の猛攻撃に耐えながらバッサリバッサリと切り倒していく須佐之男命。見応えある上演だったと思います。
上演後は恒例の撮影会、今回はもちろん大蛇たちとの記念撮影。さすがの大人気で、ステージは団員さんとお客さんが一緒になって盛り上がっていました。次回の月一の舞は7月26日です。どうぞみなさんお越しください!
2009,06,08 Mon 23:04
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5月30日は美土里町の神楽門前湯治村で「さつき選抜2009」が行われました。第17回広島県北部神楽競演大会という別名の通り、旧舞新舞それぞれ五団体が出場され、その伝統と技を披露されました。まずは受賞された団体をご紹介します。
新舞の部の優勝は大塚神楽団「羅生門」。やはり酒呑童子の化身を舞われた方に注目してしまいますね!左腕を持ち帰った綱に対して「早々休み給うべく候」とねぎらいの言葉をかけますが、それを言い終わらないうちにいつの間にか優しい老婆から不気味な顔へと変化。その変化に合わせて言葉の途中で声のトーンも変わるんですよね!その直後にもう一度、面の早変わりで今度は鬼に。多くの方が声援を送られたことと思います。
新舞の部準優勝は日吉神楽団「紅葉狩」。見に行かれた方ならおわかりだと思いますが、とにかく声援の多さは間違いなくこの日一番だったと思います。アナウンスがあっただけですごい声援、楽の方が登場しても同じで、とにかく会場が盛り上がりまくりでした!そんな応援があるとやはり上演する側もより気合が入りますよね。そしてあっと驚かされたのが、この画像、鬼女たちと平維茂が対峙した場面です。普段なら白いクモが落ちてくるのですが、ご覧のように鮮やかな紅葉が描かれていました。そしてその糸がゆらゆら揺れることによって、絵がはっきりする時とその合間から鬼たちの姿が見え隠れするという演出。これは実に見事でしたよ!
旧舞の部の優勝は三谷神楽団「大江山」。いわゆる古典曲目の中でも比較的新しい演目ではないかと思いますが、この三谷さんの「大江山」は、謡曲「大江山」をかなり参考にされているようで、他の神楽団にはない独特の雰囲気があるのはないでしょうか。「まだ夜の内の有明の、月の都を立ち出でて…」「明け暮れ酒を飲む故に、酒呑と名づけ…」などなど、日本の古典的な面白さを感じさせる言葉がぎっしり詰まっているように思います。もちろん今回の上演も、舞手さんと奏楽さんの息がピッタリ合った、素晴らしいものを見せていただきました。
旧舞の部準優勝は川北神楽団「鍾馗」。以前に拝見した時よりもさらに良くなっている印象を受けました。どこがどう変わったか、というような大きな変化ではなく、ちょっとした頭や手足の動き、あるいは間の取り方。本当に細かい、時間にすれば1秒にも満たないようなことでも、見た目に大きく作用することはたくさんあると思います。威厳さを感じる鍾馗大神の舞、不気味さを感じる疫神の舞。上演時間のほとんどが舞で構成されていますので、じっくりと見応えある上演を見せていただきました。
そして特別出演の団体も対象となる特別賞は、羽佐竹神楽団「葛城山」に。ファンのみなさんにもお馴染みの演目ですが、セリフや展開などはちょっと変わったところが多々あったように思います。見慣れた演目でもすごく新鮮に感じましたね。舞い方も羽佐竹さん独特の感じのする舞で、昔からの伝統を守られているように見えました。個人的には、土蜘蛛の化身となる前の胡蝶の舞が印象に残りました。ちょっと首をかしげて、速いところ遅いところのメリハリのしっかりした舞でしたが、それでもやられてしまう役の弱弱しさも出ていたように思います。
後はいくつか取り上げてご紹介します。まず大森神楽団「大江山」は、一番最初に正面の幕が開いたかと思うと、なんと六人の神が登場!源頼光とその四天王、そして藤原保昌の面々。これには会場もどよめきが。そして最後の合戦は頼光と保昌が酒呑童子といきなり対峙。そして手下を退治する前に酒呑童子の首を切り落としました!意外な展開にまたも客席からどよめきが。その後、手下の鬼たちを六人の神たちが成敗。様々な伝説によると、この上演のように先に親分である酒呑童子を退治してから手下、というものがほとんどですので、これを忠実に作られた大森さんこだわりの演出を見せていただきました。
そして土居神楽団「塵倫」は、神の舞がとても印象に残りました。六調子の山県舞は、すごくキビキビしていて見てて心地よい感覚がみなさんにも感じられると思いますが、こちらの土居さんの舞はとても滑らかな感じのする舞でした。そして低いところはしっかり低く、高いところはご覧の画像のように御幣が天蓋につくほど、しっかり高く。滑らかな流れの中でもメリハリがしっかりしていて、見ていて飽きません。詳しいことはもちろんよくわかりませんが、土居神楽の伝統というものを感じましたね。
以上、少し遅くなってしまいましたが「さつき選抜2009」の特派員報告でした。今週末も神楽イベントが目白押しですね!みなさんもしっかり楽しんでください!!
新舞の部の優勝は大塚神楽団「羅生門」。やはり酒呑童子の化身を舞われた方に注目してしまいますね!左腕を持ち帰った綱に対して「早々休み給うべく候」とねぎらいの言葉をかけますが、それを言い終わらないうちにいつの間にか優しい老婆から不気味な顔へと変化。その変化に合わせて言葉の途中で声のトーンも変わるんですよね!その直後にもう一度、面の早変わりで今度は鬼に。多くの方が声援を送られたことと思います。
新舞の部準優勝は日吉神楽団「紅葉狩」。見に行かれた方ならおわかりだと思いますが、とにかく声援の多さは間違いなくこの日一番だったと思います。アナウンスがあっただけですごい声援、楽の方が登場しても同じで、とにかく会場が盛り上がりまくりでした!そんな応援があるとやはり上演する側もより気合が入りますよね。そしてあっと驚かされたのが、この画像、鬼女たちと平維茂が対峙した場面です。普段なら白いクモが落ちてくるのですが、ご覧のように鮮やかな紅葉が描かれていました。そしてその糸がゆらゆら揺れることによって、絵がはっきりする時とその合間から鬼たちの姿が見え隠れするという演出。これは実に見事でしたよ!
旧舞の部の優勝は三谷神楽団「大江山」。いわゆる古典曲目の中でも比較的新しい演目ではないかと思いますが、この三谷さんの「大江山」は、謡曲「大江山」をかなり参考にされているようで、他の神楽団にはない独特の雰囲気があるのはないでしょうか。「まだ夜の内の有明の、月の都を立ち出でて…」「明け暮れ酒を飲む故に、酒呑と名づけ…」などなど、日本の古典的な面白さを感じさせる言葉がぎっしり詰まっているように思います。もちろん今回の上演も、舞手さんと奏楽さんの息がピッタリ合った、素晴らしいものを見せていただきました。
旧舞の部準優勝は川北神楽団「鍾馗」。以前に拝見した時よりもさらに良くなっている印象を受けました。どこがどう変わったか、というような大きな変化ではなく、ちょっとした頭や手足の動き、あるいは間の取り方。本当に細かい、時間にすれば1秒にも満たないようなことでも、見た目に大きく作用することはたくさんあると思います。威厳さを感じる鍾馗大神の舞、不気味さを感じる疫神の舞。上演時間のほとんどが舞で構成されていますので、じっくりと見応えある上演を見せていただきました。
そして特別出演の団体も対象となる特別賞は、羽佐竹神楽団「葛城山」に。ファンのみなさんにもお馴染みの演目ですが、セリフや展開などはちょっと変わったところが多々あったように思います。見慣れた演目でもすごく新鮮に感じましたね。舞い方も羽佐竹さん独特の感じのする舞で、昔からの伝統を守られているように見えました。個人的には、土蜘蛛の化身となる前の胡蝶の舞が印象に残りました。ちょっと首をかしげて、速いところ遅いところのメリハリのしっかりした舞でしたが、それでもやられてしまう役の弱弱しさも出ていたように思います。
後はいくつか取り上げてご紹介します。まず大森神楽団「大江山」は、一番最初に正面の幕が開いたかと思うと、なんと六人の神が登場!源頼光とその四天王、そして藤原保昌の面々。これには会場もどよめきが。そして最後の合戦は頼光と保昌が酒呑童子といきなり対峙。そして手下を退治する前に酒呑童子の首を切り落としました!意外な展開にまたも客席からどよめきが。その後、手下の鬼たちを六人の神たちが成敗。様々な伝説によると、この上演のように先に親分である酒呑童子を退治してから手下、というものがほとんどですので、これを忠実に作られた大森さんこだわりの演出を見せていただきました。
そして土居神楽団「塵倫」は、神の舞がとても印象に残りました。六調子の山県舞は、すごくキビキビしていて見てて心地よい感覚がみなさんにも感じられると思いますが、こちらの土居さんの舞はとても滑らかな感じのする舞でした。そして低いところはしっかり低く、高いところはご覧の画像のように御幣が天蓋につくほど、しっかり高く。滑らかな流れの中でもメリハリがしっかりしていて、見ていて飽きません。詳しいことはもちろんよくわかりませんが、土居神楽の伝統というものを感じましたね。
以上、少し遅くなってしまいましたが「さつき選抜2009」の特派員報告でした。今週末も神楽イベントが目白押しですね!みなさんもしっかり楽しんでください!!
2009,06,02 Tue 18:55
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神楽少年さん、コメントありがとうございます。
やはり神楽は最前列で見るのが一番ですよね!
目の前で迫力ある舞を堪能するのは本当に贅沢だなと思います。
またコメントお願いします。
やはり神楽は最前列で見るのが一番ですよね!
目の前で迫力ある舞を堪能するのは本当に贅沢だなと思います。
またコメントお願いします。
| 特派員Y | EMAIL | URL | 09/09/04 22:37 | jH.jJyWA |
僕はまだ未成年ですが、やっぱり神楽はいいですね。よく小さい頃から見てて最前列近くで見たりするんですが、迫力がいいです。
| 神楽少年 | EMAIL | URL | 09/09/04 21:34 | 2H1zAi8. |
おーるどファンさん、コメントありがとうございます。
自分はその当時のころを知らないのですが、よく話に聞くことはありますよ☆
元気のある若い舞手さんもおられますし、今後の日吉さんの活躍に期待したいですね!
機会があればぜひご覧ください。
自分はその当時のころを知らないのですが、よく話に聞くことはありますよ☆
元気のある若い舞手さんもおられますし、今後の日吉さんの活躍に期待したいですね!
機会があればぜひご覧ください。
| 特派員Y | EMAIL | URL | 09/06/02 21:06 | gRhkdjzc |
日吉の紅葉狩なつかしいですね!
当時は衝撃的な舞でした。
昭和60年~62年 芸石神楽競演大会では3年連続優勝されている演目です!
今回は行く事ができなかったので、日吉の新しい「紅葉狩」次回の上演を楽しみにしています。
日程要チェックですね。
当時は衝撃的な舞でした。
昭和60年~62年 芸石神楽競演大会では3年連続優勝されている演目です!
今回は行く事ができなかったので、日吉の新しい「紅葉狩」次回の上演を楽しみにしています。
日程要チェックですね。
| おーるどファン | EMAIL | URL | 09/06/02 20:49 | bRN13JE2 |
皆様、お待たせいたしました。それでは北広島町神楽共演大会プログラム後半の6演目です。
まず後半のトップバッターは、盤門神楽団「岩戸」。
派手さはあまりありませんがさまざまな神様が登場し、それぞれの舞いを披露していきます。天児屋命と天太玉命は鈴を打ち鳴らしながらの特徴的な舞いを繰り広げ、そして神楽の始まりをも意味する天鈿女命の舞いは滑らかで軽やかな舞い。また、天手力男命は荒々しく、力強さがにじみ出る舞い。四人の舞いをじっくり見てみるとそれぞれ異なった舞い方が見られ、とても興味深く、惹きつけられる舞いでした。
そして次は旭神楽団「武蔵野ヶ原」。
このお話は、観音霊験鬼にある姥ヶ池伝説を元にされたお話だそうです。この演目で登場する姥ヶ池に住む茅姫たちが竜へと変身する場面に注目。手下の白竜丸・赤竜丸はゴツゴツとした竜の面に変わり、また、茅姫も恐ろしい顔へと変身。そして、決戦になるとさらに恐ろしき竜へ。真っ赤な髪の毛に角の生えた恐ろしい竜の顔は、とてもインパクトがあります。また、舞いでも迫力のある高いジャンプやスピード感あふれる舞いで観客を沸き上がらせておられました。
そしてお次は雄鹿原上組神楽団「羽白熊鷲」。
身に翼を持つ羽白熊鷲(はじろくまわし)という鬼を、澳長足姫命(おきながたらしひめのみこと)と随身が無事退治するというお話。羽白熊鷲の舞いは動きが独特で小刻みに移動する姿はとても印象的でした。そして、立ち合いでも独特で、その場で戦うだけでなく大太鼓に乗ってやり合う場面が見られました。また、クライマックスでは澳長足姫命が大太鼓に乗り、羽白熊鷲を矢で打ち倒す場面は見事矢が当たりすばらしかったです。
そして次に西宗神楽団「桃太郎伝説」。
もーも太郎さん、桃太郎さん♪の童謡でお馴染みの、桃太郎のお話を神楽化した演目。伝説にもあるように桃太郎こと五十狭芹彦命(いさせりひこのみこと)が吉備冠者に向けて放った矢が見事吉備冠者の左目に命中する場面があるのですが、ここの場面を西宗さんはしっかりと再現されていらっしゃいました。また、五十狭芹彦命に矢を射られた左の目は立ち合いでも最後まで赤くなっており、ひと目で吉備冠者がわかるような工夫もされていました。
そして次は龍南神楽団「大江山」。
源頼光、坂田金時は最後の決戦となる大江山へと足を速めます。そして岩屋に着き、酒呑童子との問答の末、酒宴が始まっていきます。まずは頼光に毒見をさせるも、待ちきれないように杯を取り上げ、並々と注がれた酒を豪快に飲んでいきます。最後は姫から酒を奪い取り一気にラッパ飲み。そしてベロンベロンによったように千鳥足。酒呑童子がいかに酒好きがというのが見て取れるようでした。
そして最後を飾るのは東山神楽団「戻り橋」。
こちらの演目はわっと驚かされるような場面がいくつもありました。まず序盤は、女人へと化けた茨木童子が、渡辺綱に正体がばれ一瞬にして茨木童子の姿へと戻る様子。次に、左の腕を取り返すために酒呑童子から老婆とも鬼とも見て取れる顔に変わり、そして白妙の顔に変わる三段階の面チェンジ。さらに極めつけは、腕を取り戻す場面。酒呑童子の妖術により、腕が納めてある箱の蓋を浮かせ、さらには左の腕までも宙に浮かしてしまう演出。どれも手の凝った演出でとても驚いてしまいました。
以上後半の6演目でした。
今大会は記念の大会ということで単発でしたが、北広島町4つの地域のそれぞれの神楽を見ることができとてもよかったと思います。そして、この大会の会場の外では北広島町商工会青年部さんが出店を出されており、バザーや各地域の物産も販売されておりました。その地域でしか食べられないものも販売されていたようですが、行かれた方は何か購入されましたか^^?
まず後半のトップバッターは、盤門神楽団「岩戸」。
派手さはあまりありませんがさまざまな神様が登場し、それぞれの舞いを披露していきます。天児屋命と天太玉命は鈴を打ち鳴らしながらの特徴的な舞いを繰り広げ、そして神楽の始まりをも意味する天鈿女命の舞いは滑らかで軽やかな舞い。また、天手力男命は荒々しく、力強さがにじみ出る舞い。四人の舞いをじっくり見てみるとそれぞれ異なった舞い方が見られ、とても興味深く、惹きつけられる舞いでした。
そして次は旭神楽団「武蔵野ヶ原」。
このお話は、観音霊験鬼にある姥ヶ池伝説を元にされたお話だそうです。この演目で登場する姥ヶ池に住む茅姫たちが竜へと変身する場面に注目。手下の白竜丸・赤竜丸はゴツゴツとした竜の面に変わり、また、茅姫も恐ろしい顔へと変身。そして、決戦になるとさらに恐ろしき竜へ。真っ赤な髪の毛に角の生えた恐ろしい竜の顔は、とてもインパクトがあります。また、舞いでも迫力のある高いジャンプやスピード感あふれる舞いで観客を沸き上がらせておられました。
そしてお次は雄鹿原上組神楽団「羽白熊鷲」。
身に翼を持つ羽白熊鷲(はじろくまわし)という鬼を、澳長足姫命(おきながたらしひめのみこと)と随身が無事退治するというお話。羽白熊鷲の舞いは動きが独特で小刻みに移動する姿はとても印象的でした。そして、立ち合いでも独特で、その場で戦うだけでなく大太鼓に乗ってやり合う場面が見られました。また、クライマックスでは澳長足姫命が大太鼓に乗り、羽白熊鷲を矢で打ち倒す場面は見事矢が当たりすばらしかったです。
そして次に西宗神楽団「桃太郎伝説」。
もーも太郎さん、桃太郎さん♪の童謡でお馴染みの、桃太郎のお話を神楽化した演目。伝説にもあるように桃太郎こと五十狭芹彦命(いさせりひこのみこと)が吉備冠者に向けて放った矢が見事吉備冠者の左目に命中する場面があるのですが、ここの場面を西宗さんはしっかりと再現されていらっしゃいました。また、五十狭芹彦命に矢を射られた左の目は立ち合いでも最後まで赤くなっており、ひと目で吉備冠者がわかるような工夫もされていました。
そして次は龍南神楽団「大江山」。
源頼光、坂田金時は最後の決戦となる大江山へと足を速めます。そして岩屋に着き、酒呑童子との問答の末、酒宴が始まっていきます。まずは頼光に毒見をさせるも、待ちきれないように杯を取り上げ、並々と注がれた酒を豪快に飲んでいきます。最後は姫から酒を奪い取り一気にラッパ飲み。そしてベロンベロンによったように千鳥足。酒呑童子がいかに酒好きがというのが見て取れるようでした。
そして最後を飾るのは東山神楽団「戻り橋」。
こちらの演目はわっと驚かされるような場面がいくつもありました。まず序盤は、女人へと化けた茨木童子が、渡辺綱に正体がばれ一瞬にして茨木童子の姿へと戻る様子。次に、左の腕を取り返すために酒呑童子から老婆とも鬼とも見て取れる顔に変わり、そして白妙の顔に変わる三段階の面チェンジ。さらに極めつけは、腕を取り戻す場面。酒呑童子の妖術により、腕が納めてある箱の蓋を浮かせ、さらには左の腕までも宙に浮かしてしまう演出。どれも手の凝った演出でとても驚いてしまいました。
以上後半の6演目でした。
今大会は記念の大会ということで単発でしたが、北広島町4つの地域のそれぞれの神楽を見ることができとてもよかったと思います。そして、この大会の会場の外では北広島町商工会青年部さんが出店を出されており、バザーや各地域の物産も販売されておりました。その地域でしか食べられないものも販売されていたようですが、行かれた方は何か購入されましたか^^?
2009,05,28 Thu 00:58
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岩手県の北の町、軽米町にかつてあった「松の脇神楽」は冬期に「巡演」していました。この本はその松の脇神楽の神楽衆だった著者(80才のお祝いに息子さんがこの本を出版しました)が、昭和22年と23年の冬に軽米町〜旧大野村、旧山形村、旧種市町をめぐった時の思い出を綴ったものです。10年以上前に「デーリー東北」に連載していたときから単行本化を待ち望んでいました!やった!
すんごく面白いです。(お神楽初恋巡演記を読んで)
すんごく面白いです。(お神楽初恋巡演記を読んで)
| 神楽童子 | EMAIL | URL | 09/11/26 21:22 | zo1o9Mdk |
uylssesさんコメントありがとうございます。
報告、喜んでいただけてうれしいです(^-^)
これからもその場の雰囲気など、楽しくお伝えできるよう頑張ります。今後ともどうぞよろしくお願いします☆
報告、喜んでいただけてうれしいです(^-^)
これからもその場の雰囲気など、楽しくお伝えできるよう頑張ります。今後ともどうぞよろしくお願いします☆
| 特派員N | EMAIL | URL | 09/05/29 22:29 | 2icE.q0w |
北広島町神楽共演大会はすごく行きたかったのですが都合がつかなくて行けませんでした。特派員Nさんの報告を読ませていただき大会の様子が良くわかり嬉しくなりました。ありがとうございました(^^)13演目を写真を撮りながら記事も書いてもらって、すごく大変な作業だと思います。特派員さんの目線で書く記事が大好きです♪いつも楽しみにしていますのでこれからも頑張って下さい(^^)
| uylsses | EMAIL | URL | 09/05/29 15:46 | BgG.n3TM |
先週の土曜日、豊平ウィングで「北広島町神楽共演大会」が行われました。子どもの神楽から大人の神楽までじっくりと楽しむことができました。それでは報告です。
まず初めは加計高校芸北分校神楽部「序の舞」。
この演目は神楽の儀式舞を加計高校芸北分校神楽部さん流に新しく作られたもので、オリジナルの創作神楽だそうです。まず始めは扇子と弊を持った4人の舞い手さんが登場。巧みに手物を操りながら縦、横、斜めと移動し、ゆっくりと落ち着いた舞いを披露していきます。そして、次は弊を鈴に持ち替え先ほどとは違った軽やかなテンポで大きな舞いへと変わっていきます。最後は右へ左へと大きなジャンプを見せ、会場から拍手を沸き起こしていました。
次に上石子供神楽会「曽我兄弟」。
この物語は、日本三大仇討ちの赤穂浪士の仇討ちと伊賀越えの仇討ちに並ぶ、曽我兄弟仇討ちを神楽化したもので、富士の巻狩りの際に、曽我兄弟十郎・五郎が父、河津三郎(かわづさぶろう)の仇である工藤祐経(くどうすけつね)を討つお話です。この仇討ちは夜に行ったものなので一時、会場が暗くなり本物の松明(たいまつ)を使うなど本格的な演出をされていました。また、立ち合いでは、酒に酔って寝入ったところを討つ場面が見受けられ、物語を忠実に再現されていると思いました。
そして次は山王子ども神楽クラブ「土蜘蛛」。
典薬の御薬を持ち帰ろうとする胡蝶を襲い、土蜘蛛の精魂が侍女胡蝶に成り変る様子はとても見事でした。また、頼光に毒薬を渡し、徐々に土蜘蛛の本性を現す姿は大人顔負けの迫力と演技力。振る舞いや怪しげな目つき、そして口上でも胡蝶化身になりきった言い回しっぷりに圧倒されっぱなしでした。また、立ち合いの場面では土蜘蛛が前へと出てきたとき横から赤と白の蜘蛛が飛び散り、演技だけではなく演出でも見せてくださいました。
そして次は最初でも上演されました加計高校芸北分校神楽部による「八岐大蛇」。
序盤は、七番目の姫が捕られる場面から始まります。姫の背後から一匹の大蛇が登場し、気づかぬようじわりじわりと迫っていきます。そして取り喰らう時はさらに両サイドから二匹の大蛇が登場し、勢いよく襲い掛かっていきました。この場面は加計高校芸北分校神楽部さんが一生懸命工夫した中の一つだそうです。そして、終盤は大蛇との対決。なんといっても大蛇の動きがとても元気!須佐之男命との立ち合いでも激しくぶつかり合い、最後の一匹になっても須佐之男命を苦しめ続ける大蛇にはあっぱれでした。
そして次に大塚子ども神楽団「紅葉狩」。
まず、どん帳が上がったとたん目の前に広がってきたのは、両サイドにずらっと並ぶ楽の子ども達。この大会では23人の団員さんが誰も欠けることなく全員集まることができたそうです。たくさんの楽人さんに初めは驚いてしまいましたが、やはり合計14人いますと楽の奏でも力強さがありますね。もちろん、舞い手も負けてはいません。鬼女たちが奥の幕からドライアイスの煙とともに登場する様子は迫力満点!そして、立ち合いでも維茂等と鬼女達の戦いは強く迫るものがありました。
さぁそして次は大人の神楽団へとバトンタッチです。まず、トップバッターは長尾組神楽団「天神」。
始まってすぐの神の舞い。菅原道真と共の随身はどちらも独特な舞で興味深く見ることができました。菅原道真は腰を高く構え、一事大きくのけぞる舞い方。一方、共である随身は体勢を低くした低い舞いでお互い特徴ある舞いでした。そして、最後は藤原時平との立ち合い。初めは鬼棒と長刀の武器での戦いでしたが、最後は火花が散る刀に持ち替えての戦い。くるりくるりと舞いながらお互いの刀を打ち合わせ火花を散らす様子は、戦いの激しさを物語っているようでした。
そして次に上演されましたのは大塚神楽団「土蜘蛛」。
やはり中盤の胡蝶に化けた土蜘蛛が姿を現し始めたところが特に盛り上がっていましたね。胡蝶の姿から一旦扇子で顔を隠し、そこから再び覗かせると鬼の顔!そして、葛城山に飛び去る場面では、片足立ちでの移動に会場の熱気は徐々に上げていきます。また、最後は、舞台を一周するほどの長い片足立ちに楽のリズミカルなお囃子でさらに気持ちは高められ、どんどん血が騒いでくるようでした。会場からは、自然と拍手も沸き起こっていましたね。
以上プログラムの前半、7演目をお送りいたしました。あと後半の6演目はその2でお送りいたします。どうぞ後半もお楽しみに★
まず初めは加計高校芸北分校神楽部「序の舞」。
この演目は神楽の儀式舞を加計高校芸北分校神楽部さん流に新しく作られたもので、オリジナルの創作神楽だそうです。まず始めは扇子と弊を持った4人の舞い手さんが登場。巧みに手物を操りながら縦、横、斜めと移動し、ゆっくりと落ち着いた舞いを披露していきます。そして、次は弊を鈴に持ち替え先ほどとは違った軽やかなテンポで大きな舞いへと変わっていきます。最後は右へ左へと大きなジャンプを見せ、会場から拍手を沸き起こしていました。
次に上石子供神楽会「曽我兄弟」。
この物語は、日本三大仇討ちの赤穂浪士の仇討ちと伊賀越えの仇討ちに並ぶ、曽我兄弟仇討ちを神楽化したもので、富士の巻狩りの際に、曽我兄弟十郎・五郎が父、河津三郎(かわづさぶろう)の仇である工藤祐経(くどうすけつね)を討つお話です。この仇討ちは夜に行ったものなので一時、会場が暗くなり本物の松明(たいまつ)を使うなど本格的な演出をされていました。また、立ち合いでは、酒に酔って寝入ったところを討つ場面が見受けられ、物語を忠実に再現されていると思いました。
そして次は山王子ども神楽クラブ「土蜘蛛」。
典薬の御薬を持ち帰ろうとする胡蝶を襲い、土蜘蛛の精魂が侍女胡蝶に成り変る様子はとても見事でした。また、頼光に毒薬を渡し、徐々に土蜘蛛の本性を現す姿は大人顔負けの迫力と演技力。振る舞いや怪しげな目つき、そして口上でも胡蝶化身になりきった言い回しっぷりに圧倒されっぱなしでした。また、立ち合いの場面では土蜘蛛が前へと出てきたとき横から赤と白の蜘蛛が飛び散り、演技だけではなく演出でも見せてくださいました。
そして次は最初でも上演されました加計高校芸北分校神楽部による「八岐大蛇」。
序盤は、七番目の姫が捕られる場面から始まります。姫の背後から一匹の大蛇が登場し、気づかぬようじわりじわりと迫っていきます。そして取り喰らう時はさらに両サイドから二匹の大蛇が登場し、勢いよく襲い掛かっていきました。この場面は加計高校芸北分校神楽部さんが一生懸命工夫した中の一つだそうです。そして、終盤は大蛇との対決。なんといっても大蛇の動きがとても元気!須佐之男命との立ち合いでも激しくぶつかり合い、最後の一匹になっても須佐之男命を苦しめ続ける大蛇にはあっぱれでした。
そして次に大塚子ども神楽団「紅葉狩」。
まず、どん帳が上がったとたん目の前に広がってきたのは、両サイドにずらっと並ぶ楽の子ども達。この大会では23人の団員さんが誰も欠けることなく全員集まることができたそうです。たくさんの楽人さんに初めは驚いてしまいましたが、やはり合計14人いますと楽の奏でも力強さがありますね。もちろん、舞い手も負けてはいません。鬼女たちが奥の幕からドライアイスの煙とともに登場する様子は迫力満点!そして、立ち合いでも維茂等と鬼女達の戦いは強く迫るものがありました。
さぁそして次は大人の神楽団へとバトンタッチです。まず、トップバッターは長尾組神楽団「天神」。
始まってすぐの神の舞い。菅原道真と共の随身はどちらも独特な舞で興味深く見ることができました。菅原道真は腰を高く構え、一事大きくのけぞる舞い方。一方、共である随身は体勢を低くした低い舞いでお互い特徴ある舞いでした。そして、最後は藤原時平との立ち合い。初めは鬼棒と長刀の武器での戦いでしたが、最後は火花が散る刀に持ち替えての戦い。くるりくるりと舞いながらお互いの刀を打ち合わせ火花を散らす様子は、戦いの激しさを物語っているようでした。
そして次に上演されましたのは大塚神楽団「土蜘蛛」。
やはり中盤の胡蝶に化けた土蜘蛛が姿を現し始めたところが特に盛り上がっていましたね。胡蝶の姿から一旦扇子で顔を隠し、そこから再び覗かせると鬼の顔!そして、葛城山に飛び去る場面では、片足立ちでの移動に会場の熱気は徐々に上げていきます。また、最後は、舞台を一周するほどの長い片足立ちに楽のリズミカルなお囃子でさらに気持ちは高められ、どんどん血が騒いでくるようでした。会場からは、自然と拍手も沸き起こっていましたね。
以上プログラムの前半、7演目をお送りいたしました。あと後半の6演目はその2でお送りいたします。どうぞ後半もお楽しみに★
2009,05,25 Mon 23:01
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