今週の日曜日は千代田開発センターで月一の舞の特別バージョンとして、「神楽面師・管沢良典 千代田工房開設20周年記念神楽公演」が行われます。千代田で神楽面を作られて20年、現在の広島の神楽においての功績は計り知れないものがあると思います。神楽ファンのみなさんも、一度はお名前を聞いたことがあるのではないでしょうか。とにかく記念すべき大イベントで、今回は6演目の上演があります。
なかなか見れない演目、という点では島根県の松原神楽社中「頼政」に注目。やはり普段お目にかかれないということで、ぜひみなさん楽しみにしてくださいね!そして都治神楽社中「大蛇」は、とにかくその暴れっぷりがスゴイです。一番前に座られた方はその迫力に圧倒されっぱなしになるでしょう!広島の神楽では、旧舞の良さをじっくり味わえる津浪神楽団「塵倫」、そして他はその神楽団独自の演出が楽しめる神楽3演目が予定されています。さらに今回はファンのみなさんに、各神楽団から素敵なプレゼントがあるようです!神楽ファンのみなさん、特に今回上演される団体の追っかけという方は、この機会をお見逃しなく!!
イベントの詳細
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なかなか見れない演目、という点では島根県の松原神楽社中「頼政」に注目。やはり普段お目にかかれないということで、ぜひみなさん楽しみにしてくださいね!そして都治神楽社中「大蛇」は、とにかくその暴れっぷりがスゴイです。一番前に座られた方はその迫力に圧倒されっぱなしになるでしょう!広島の神楽では、旧舞の良さをじっくり味わえる津浪神楽団「塵倫」、そして他はその神楽団独自の演出が楽しめる神楽3演目が予定されています。さらに今回はファンのみなさんに、各神楽団から素敵なプレゼントがあるようです!神楽ファンのみなさん、特に今回上演される団体の追っかけという方は、この機会をお見逃しなく!!
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2007,12,05 Wed 19:31
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「神楽リレー」今回のランナーは、琴庄神楽団の崎内佑結(さきうち ゆずき)さんです。前回の中村さんに続き、笛が専門という方です。 それではどうぞ!
―神楽団の中で何と呼ばれてますか?
“ゆずき”とか“ゆっちゃん”。
―何を舞っていますか?
舞はしないんですけど、楽で笛をしてます。
―舞はまったくされないんですか?
ちょっと前まで、「大蛇」の姫をしてました。
―練習は好きですか?
好きですね。
―目標としている方はいますか?
ぅ~ん、一応…。
―同じ神楽団の方ですか?
いえ、もうやめられたんですけど、教えてくださった方が目標ですね。
―神楽ってなんでしょう?
…自分にとって無いといけないもの。
―好きな演目はありますか?
(奥州)平泉ですね。創るときから携わってますから。
―挑戦してみたい役は?
楽だったら大太鼓をやってみたいですね。
―神楽団に入ったきっかけは?
お父さんがいるから、小さい頃から神楽が好きでしたね。
―神楽の上演でお気に入りの場所は?
神社とか、雰囲気のあるところが好きです。
―思い出の上演は?
初デビューの時ですね…笛を始めて吹いたとき。
―ちなみにどちらで?
地元の祭だったんですけど、終わったら涙が止まらなくて。
―好きな食べ物は?
グラタンです。
―嫌いな食べ物は?
マーボー豆腐…(笑)
―それは豆腐がダメ?味がダメ??
味がダメですね…(笑)
―いま欲しいものは?
リアルに…お金ですかね(笑)
―最近の悩みは?
けっこうありますね…笛のこととか…。
―ケータイの待ち受けはどんな感じ?
友達とのプリ画像です。
―お気に入りの着メロは?
ケツメイシの「涙」です。
―神楽でやってしまった失敗は?
前で礼するときに、烏帽子(えぼし)が脱げたこと。恥ずかしかったですね(笑)
―笛ではないですか?
いつも完璧には吹けませんけど、失敗は失敗なりに、「あぁこういうのもアリかな」って。
失敗ではないですかね。
―お友達を紹介してください。
筏津神楽団の小田壮太郎さん。
―その方に一言。
またいろいろ語りましょう!(笑)
―最後に神楽ファンのみなさんへ。
これからも一生懸命頑張るので、応援よろしくお願いします!
いかがでしたか??崎内さんへのコメントも大歓迎です。
次回は筏津神楽団の小田壮太郎(おだ そうたろう)さんです。お楽しみに!
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―神楽団の中で何と呼ばれてますか?
“ゆずき”とか“ゆっちゃん”。
―何を舞っていますか?
舞はしないんですけど、楽で笛をしてます。
―舞はまったくされないんですか?
ちょっと前まで、「大蛇」の姫をしてました。
―練習は好きですか?
好きですね。
―目標としている方はいますか?
ぅ~ん、一応…。
―同じ神楽団の方ですか?
いえ、もうやめられたんですけど、教えてくださった方が目標ですね。
―神楽ってなんでしょう?
…自分にとって無いといけないもの。
―好きな演目はありますか?
(奥州)平泉ですね。創るときから携わってますから。
―挑戦してみたい役は?
楽だったら大太鼓をやってみたいですね。
―神楽団に入ったきっかけは?
お父さんがいるから、小さい頃から神楽が好きでしたね。
―神楽の上演でお気に入りの場所は?
神社とか、雰囲気のあるところが好きです。
―思い出の上演は?
初デビューの時ですね…笛を始めて吹いたとき。
―ちなみにどちらで?
地元の祭だったんですけど、終わったら涙が止まらなくて。
―好きな食べ物は?
グラタンです。
―嫌いな食べ物は?
マーボー豆腐…(笑)
―それは豆腐がダメ?味がダメ??
味がダメですね…(笑)
―いま欲しいものは?
リアルに…お金ですかね(笑)
―最近の悩みは?
けっこうありますね…笛のこととか…。
―ケータイの待ち受けはどんな感じ?
友達とのプリ画像です。
―お気に入りの着メロは?
ケツメイシの「涙」です。
―神楽でやってしまった失敗は?
前で礼するときに、烏帽子(えぼし)が脱げたこと。恥ずかしかったですね(笑)
―笛ではないですか?
いつも完璧には吹けませんけど、失敗は失敗なりに、「あぁこういうのもアリかな」って。
失敗ではないですかね。
―お友達を紹介してください。
筏津神楽団の小田壮太郎さん。
―その方に一言。
またいろいろ語りましょう!(笑)
―最後に神楽ファンのみなさんへ。
これからも一生懸命頑張るので、応援よろしくお願いします!
いかがでしたか??崎内さんへのコメントも大歓迎です。
次回は筏津神楽団の小田壮太郎(おだ そうたろう)さんです。お楽しみに!
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2007,11,28 Wed 20:27
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先輩!! いやいや失礼・・・。
琴庄さんにはいつもご指導してもらいありがとうございます。
これからも期待してますね≧▽≦
琴庄さんにはいつもご指導してもらいありがとうございます。
これからも期待してますね≧▽≦
| 榊凪 | EMAIL | URL | 07/12/10 11:42 | zunZwZ2Y |
11月24日は「ひろしま神楽グランプリ2007」が美土里町の神楽門前湯治村の神楽ドームで行われました。今年のグランプリに輝いたのは新舞の部は横田神楽団「滝夜叉姫」、旧舞の部が三谷神楽団「大江山」でした。会場は最初から最後までたくさんのお客さんで、改めて神楽人気の高さを感じました。
審査発表の前に、審査員の方が総評を言われたのですが、その中に「神楽には神秘性があるものがよいのではないか」というお話がありました。「神楽」という言葉には「神」という字が使われていますし、元々は神様に奉納するために舞われていました。しかし最近は、創作神楽などを見てもあまり神様が意識されておらず、神秘性の乏しいものが多い傾向にあるようです。これは神楽の将来にとって、あまりよいとは言えないのではないか、というお話でした。もちろん全てがそうではないですし、こういう大会ではお客さんのことを考えた神楽も必要だとは思いますが、このお話を聞いて色々と考えるところがありましたね。
今回は特派員報告というと少しズレるかもしれませんが、このお話について自分なりに考えてみたことを書いてみます。
先ほどの話をもう一歩踏み込んでみたのですが、自分が思うには「御神徳が大切」ではないかということです。御神徳(ごしんとく)というのは神様の威徳(いとく)という意味で少し難しいのですが、要するに神様の偉大なる力、といった感じでしょうか。
例えば「塵倫(輪)」なら、神が「弓矢の威徳をもって」というセリフを言うはずです。新舞(戦後作られた新しい演目)においても、「これなる幣(みてぐら)の御神徳をもって」というセリフはみなさんも聞いたことがあるのではないでしょうか。つまり、神が手にしているのが弓矢や刀であっても、実際に悪者を退治するのは、その武器の先にある、神様の力なのです。ファンのみなさんからすれば、この「目に見えない力」というのがもちろん見えないのもあって、わかりにくいし伝わりにくいものです。しかし、この考え方こそが、神楽と他の芸能(芝居や演劇等)との大きな違いであり、大事にしなければならないものであると思います。
確かに、神が何度も鬼に切りつけたりする場面は、見栄えがしますし、見ていても力が入ったり感動したりするところではありますが、本来の神楽の意味からすれば、あまり必要のない場面と言えるかもしれません。あくまでも神楽は神楽であり、楽と舞があってこその神楽です。基本の舞をおろそかにし、見栄えだけを追及していては、神楽がどんどん崩れてしまいます。お客さんに喜んでもらいながら、なおかつ神楽の大事な部分を伝えるということが、神楽団の使命となってくるのではないでしょうか。時代とともに神楽が変わっていくのは当然ですし、自然な流れですが、こういった考え方や基本を大事にしなければならない、ということを今回のお話で強く感じました。
ファンのみなさんも、ただ神楽を見て楽しむのではなく、この地域の神楽を守るために、少しでも神楽について興味を深めていただければと思います。
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審査発表の前に、審査員の方が総評を言われたのですが、その中に「神楽には神秘性があるものがよいのではないか」というお話がありました。「神楽」という言葉には「神」という字が使われていますし、元々は神様に奉納するために舞われていました。しかし最近は、創作神楽などを見てもあまり神様が意識されておらず、神秘性の乏しいものが多い傾向にあるようです。これは神楽の将来にとって、あまりよいとは言えないのではないか、というお話でした。もちろん全てがそうではないですし、こういう大会ではお客さんのことを考えた神楽も必要だとは思いますが、このお話を聞いて色々と考えるところがありましたね。
今回は特派員報告というと少しズレるかもしれませんが、このお話について自分なりに考えてみたことを書いてみます。
先ほどの話をもう一歩踏み込んでみたのですが、自分が思うには「御神徳が大切」ではないかということです。御神徳(ごしんとく)というのは神様の威徳(いとく)という意味で少し難しいのですが、要するに神様の偉大なる力、といった感じでしょうか。
例えば「塵倫(輪)」なら、神が「弓矢の威徳をもって」というセリフを言うはずです。新舞(戦後作られた新しい演目)においても、「これなる幣(みてぐら)の御神徳をもって」というセリフはみなさんも聞いたことがあるのではないでしょうか。つまり、神が手にしているのが弓矢や刀であっても、実際に悪者を退治するのは、その武器の先にある、神様の力なのです。ファンのみなさんからすれば、この「目に見えない力」というのがもちろん見えないのもあって、わかりにくいし伝わりにくいものです。しかし、この考え方こそが、神楽と他の芸能(芝居や演劇等)との大きな違いであり、大事にしなければならないものであると思います。
確かに、神が何度も鬼に切りつけたりする場面は、見栄えがしますし、見ていても力が入ったり感動したりするところではありますが、本来の神楽の意味からすれば、あまり必要のない場面と言えるかもしれません。あくまでも神楽は神楽であり、楽と舞があってこその神楽です。基本の舞をおろそかにし、見栄えだけを追及していては、神楽がどんどん崩れてしまいます。お客さんに喜んでもらいながら、なおかつ神楽の大事な部分を伝えるということが、神楽団の使命となってくるのではないでしょうか。時代とともに神楽が変わっていくのは当然ですし、自然な流れですが、こういった考え方や基本を大事にしなければならない、ということを今回のお話で強く感じました。
ファンのみなさんも、ただ神楽を見て楽しむのではなく、この地域の神楽を守るために、少しでも神楽について興味を深めていただければと思います。
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2007,11,25 Sun 22:03
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秋の深さというより冬の訪れを感じるくらいの寒さとなった日曜日。千代田開発センターで「月一の舞・霜月の舞」が行われました。いつもなら子ども神楽の上演が一番最初ですが、今回は都合により3番目の上演となりました。
ということで、トップバッターは川北神楽団「鍾馗」。神のようで神でなく、鬼のようで鬼でない。それぞれ神は須佐之男尊、鬼は大疫神という、なんとも難しい役どころですが、普通の神や鬼との違いをじっくりご覧になれたのではと思います。スピード感溢れる新舞と比べて、舞そのものを堪能できるのが旧舞の面白いところではないでしょうか。
続いて松原社中「十羅刹女(じゅうらせつにょ)」。先ほど登場した須佐之男尊の末娘である十羅刹女が、我が国に攻めてきた彦羽根(ひこはね)を退治するというあらすじです。大太鼓の迫力もさることながら、あの須佐之男尊の娘だけあって、十羅刹女の強さも迫力満点!まさに鬼も恐れる強さだったのではないでしょうか。ちなみに「羅刹」というのは仏教において「鬼」という意味があります。もとは人を食らっていた十羅刹女が、法華経の説法で改心して善神となったんだそうです。変わった経歴の持ち主ですね!
大塚子ども神楽団「土蜘蛛」。団員数はなんと20名あまりという大人数。舞手はもちろん奏楽から裏方まで、すべて子どもさんでやられており、そのことにまず拍手を送りたいですね!中にはハプニングがあったりしましたが、それに動じることもなく冷静に対処されていたのも驚きました。普段の練習の成果がしっかりと発揮できたのではないでしょうか。
最後は大塚神楽団「羅生門」。あっという間に面が変わっているという演出で、客席からは拍手とともにどよめきの声が。このあたりは大塚さんらしいところですね!また、くっつけたはずの腕がまたもげてしまう場面も、大塚さんならではの演出。魅せるところはしっかり魅せて、舞うところはしっかりと舞う。メリハリのある神楽で楽しませていただきました。
上演後は恒例の撮影会で、大塚神楽団のお若い二人にご協力していただきました。先ほど激しい舞を終えたばかりなのに、終始笑顔でファンのみなさんと接する姿を見て、とても心地よいものを感じましたね。こういう姿勢が、先日の優秀発表会において「神楽王座」の輝いた一つの要因であることは間違いないでしょう。
さて来月の月一の舞は特別バージョンです。6つの演目でみなさんに楽しんでいただこうと思いますので、どうぞお越しください!!
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ということで、トップバッターは川北神楽団「鍾馗」。神のようで神でなく、鬼のようで鬼でない。それぞれ神は須佐之男尊、鬼は大疫神という、なんとも難しい役どころですが、普通の神や鬼との違いをじっくりご覧になれたのではと思います。スピード感溢れる新舞と比べて、舞そのものを堪能できるのが旧舞の面白いところではないでしょうか。
続いて松原社中「十羅刹女(じゅうらせつにょ)」。先ほど登場した須佐之男尊の末娘である十羅刹女が、我が国に攻めてきた彦羽根(ひこはね)を退治するというあらすじです。大太鼓の迫力もさることながら、あの須佐之男尊の娘だけあって、十羅刹女の強さも迫力満点!まさに鬼も恐れる強さだったのではないでしょうか。ちなみに「羅刹」というのは仏教において「鬼」という意味があります。もとは人を食らっていた十羅刹女が、法華経の説法で改心して善神となったんだそうです。変わった経歴の持ち主ですね!
大塚子ども神楽団「土蜘蛛」。団員数はなんと20名あまりという大人数。舞手はもちろん奏楽から裏方まで、すべて子どもさんでやられており、そのことにまず拍手を送りたいですね!中にはハプニングがあったりしましたが、それに動じることもなく冷静に対処されていたのも驚きました。普段の練習の成果がしっかりと発揮できたのではないでしょうか。
最後は大塚神楽団「羅生門」。あっという間に面が変わっているという演出で、客席からは拍手とともにどよめきの声が。このあたりは大塚さんらしいところですね!また、くっつけたはずの腕がまたもげてしまう場面も、大塚さんならではの演出。魅せるところはしっかり魅せて、舞うところはしっかりと舞う。メリハリのある神楽で楽しませていただきました。
上演後は恒例の撮影会で、大塚神楽団のお若い二人にご協力していただきました。先ほど激しい舞を終えたばかりなのに、終始笑顔でファンのみなさんと接する姿を見て、とても心地よいものを感じましたね。こういう姿勢が、先日の優秀発表会において「神楽王座」の輝いた一つの要因であることは間違いないでしょう。
さて来月の月一の舞は特別バージョンです。6つの演目でみなさんに楽しんでいただこうと思いますので、どうぞお越しください!!
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2007,11,19 Mon 19:28
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今週の日曜日は千代田開発センターで「月一の舞・霜月の舞」が行われます。今回は広島の旧舞、新舞、そして石見神楽とそれぞれの魅力がたっぷり楽しめる内容となっています。川北神楽団の「鍾馗」。この演目に登場する鬼は、一切の病を司る大疫神、ということですが、これをどう表現されているかに注目です。また神の方の力強い舞もしっかり見てみてください!松原社中「十羅刹女」。これはとても迫力ある奏楽にまず目が行くと思います。初めてご覧になる方にとってはかなり印象的でしょう!もちろん舞のほうも注目。広島の神楽とは違う雰囲気を楽しんでください!大塚神楽団「羅生門」。大塚さんらしい演出が随所にちりばめられてます。また面の早変わり、これを見逃さないように!また最後の立ち合いは4人の舞手の息のそろったスピード感ある舞ですので、その迫力に圧倒されますよ~!
月一の舞の詳細
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2007,11,16 Fri 20:36
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